今回はアニメ化された異世界まんがの中で建国・内政・領地経営を題材にした作品にスポットを当てて紹介したいと思います。
その他のジャンルについては「トップページ」にまとめていますのでそちらを参考にしてみてください。
作品紹介
※随時更新していきます!
目次
転生したらスライムだった件
ストーリー(あらすじ)
何という事もない人生を送っていたサラリーマンの三上悟は、包丁を持った通り魔から同僚をかばって刺殺された。
薄れゆく意識の中で聞こえてくる無機質な声にツッコミを入れながら、気がつくと誰もいない真っ暗な洞窟の中スライムとして転生していた。
そこで出会ったのが天災級のモンスターと呼ばれる ”暴風竜ヴェルドラ” 。
初めて見る巨大な竜に最初は怯えながらも次第に打ち解ける三上悟は、ヴェルドラの友となり互いに名をつけることに。
同格の証として三上悟は「テンペスト」の名を、ヴェルドラは友の証として「リムル」の名を三上悟に与えた。
こうして「リムル=テンペスト」となった三上悟は、「ヴェルドラ=テンペスト」とともに外の世界へ飛び出すのであった。
おすすめポイント
本作は人間ではなくスライムとして転生した主人公が、「リムル=テンペスト」として多種多様な種族と出会い建国していくといった成り上がりバトルファンタジーです。
スライムと言えば最弱と名高いモンスターですが、本作では相手の能力を奪う「捕食者」と世界の理を知る「大賢者」というチート級のスキルをもった最強スライムとなっています。
ただ最初から規格外な強さをもって無双するようなありがちな設定ではないので、戦いの爽快感だけでなく強くなっていく過程も楽しめる作品です。
また登場人物が皆個性的で魅力的なのもおもしろさのひとつです。
各キャラクターごとにスピンオフが作れるくらい、存在感のあるキャラクターたちばかりですよ。
ストーリー性、オリジナリティの高さともに数ある主人公最強異世界漫画の中でも頭ひとつ抜きん出た本作品。
多くは語りません。ぜひ実際に読んでそのおもしろさを実感してみてください。
オーバーロード
ストーリー(あらすじ)
かつて爆発的な人気を博したオンラインゲーム「ユグドラシル」において、最高十大ギルドの一つとして名を馳せていた「アインズ・ウール・ゴウン」。
そのギルド長として立派に務めを果たす「モモンガ」であったが、それも今は昔の話。現在はサービス終了を間近に控えた寂れたゲーム。
最後の時を玉座で迎えようとするモモンガであったが、ここである異変が起きた。
とっくに終了時間を過ぎているはずのユグドラシルの世界から、どういうわけかログアウトしないのだ。
コンソールも開かず運営への連絡もできず困惑していると、さらに不可思議な事が起きた。
なんと本来意思の疎通ができないはずのNPCキャラと会話をしているのだ。しかも生きている人間のような表情まで――。
おすすめポイント
本作はオンライゲームのサービス終了を堺にギルドごと異世界へ飛ばされたプレイヤーが、ある事をきっかけに世界征服を目指すことになるバトルファンタジーまんがです。
主人公は「アインズ・ウール・ゴウン」の元ギルド長「モモンガ」。
見た目が骸骨という異型な姿形をしていますが、最強のマジックキャスターであり神とも称されるほどの高位の魔法を操ります。
またその配下となる元NPCの守護者たちも、この世界ではほぼ敵なしの圧倒的な力を持っています。
どちらかと言えば漫画よりアニメのイメージが強い作品ですが、ストーリー、キャラ、バトルすべてにおいてかなり高い仕上がりとなっています。
異世界モノが好きな人には、まさに必須作品と言えますね。ぜひ読んでみてください。
月が導く異世界道中
ストーリー(あらすじ)
なんの特徴もない平穏な一日を送っていた高校二年生の「深澄真(みすみまこと)」。
そんな彼に突如として起こった異世界への転生。その理由はなんと元異世界人である両親と女神との間に交わされた契約のため。
勇者として召喚されるはずの深澄真であったが、待っていたのは女神から浴びせられる「顔が不細工!存在がキモイ!声すら醜い」といった罵詈雑言の嵐。
最後は視界から消えてと話も終わらぬまま、人も魔物もいない最果ての荒野に落とされる始末・・・。
彼に残されたのは元いた世界との環境の違いから得られた超人的な力と、唯一女神から与えられたヒューマン(人間族)以外の言葉を理解できる能力の2つ。
前途多難な幕開けとなった主人公「深澄真」。はたして彼は女神から嫌われたこの未知の世界で生き抜くことができるのだろうか――。
おすすめポイント
本作のおすすめポイントは何と言っても魅力的な登場人物(主人公の仲間)が多いこと。
無敵の蜃という二つ名を持つ上位竜の「巴(ともえ)」を始め、災厄の黒蜘蛛と呼ばれる魔獣の「澪(みお)」、アンデッド(リッチ)になった元ヒューマンの「識(しき)」など個性あふれる仲間(従者)ばかりです。
また異世界モノは主人公を主体としてストーリーが進むことも多いですが、本作はそれぞれの登場人物にスポット当ててストーリーが進むのもおもしろさの一つです。
もちろん主人公のチート級の強さも健在で、要所要所でのバトルシーンは読んでいて心踊ります。
他にも竜が作り出す亜空間の中での国造りや学園モノ、世直しなど、ただ強い敵を倒して進むだけのありふれた設定では無いところも筆者が惹きつけられた要素です。
美形だらけの異世界で自分だけがオーク顔の不細工として扱われることや、人間とだけ話せないというオリジナリティ性の高い設定もおもしろいですね。
個人的にも続きが気になる作品の一つになります。
ありきたりなストーリーに飽き飽きしている!そんな人はぜひ一度読んでみてくださいね。
現実主義勇者の王国再建記
ストーリー(あらすじ)
たった一人の身内である祖父を亡くした大学生の「相馬一也」は、ある日突然、異世界に勇者として召喚された。
召喚された先は魔族や魔物の侵攻によって大混乱となった世界「超大陸ランディア」のとある王国。
その名は「エルフリーデン王国」。
国力の乏しいエルフリーデン王国は最大領土を誇る帝国からの「勇者の身柄引渡し」という支援要請に、交渉の切り札となるカードを手放してもいいものかと難色を示す。
その反応を見た「相馬一也」は、今後について国王と宰相の三人での話し合いを要請。
そこで打ち出した新しい政策が認められ、なんと王位を譲られたうえに国王の娘「リーシア」との婚約発表までされてしまうことに。
はたして半ば強引に王位を譲られてしまった相馬一也は、持ち前の合理的精神と現代知識を活かした新たな政策で、傾きかけた王国を立て直すことができるのだろうか。
革命的な政策で窮地の王国を再生する異世界建国ファンタジー、今ここに開幕です!
おすすめポイント
本作はモンスターがはびこる異世界に飛ばされた主人公が、財政難と食糧難で傾いた国の新たな王となり国を再建していく建国ファンタジーまんがです。
おすすめポイントは魔法が使えるファンタジーな世界で近代化政治を行い、人材不足や外交、内乱など様々な問題を解決しながら国が発展していく様を楽しめるところです。
作品構成としてはよくある異世界建国モノといった感じで内政チートな部分も多いですが、君主論や政治学など現代と結びつく要素も多く取り入れているので、他の建国モノと違ってリアリティさを感じられる作品になっています。
アニメ化されるほどの人気ぶりですから多くを語る必要はないですね。ぜひ一度読んでみてください。
異世界のんびり農家
ストーリー(あらすじ)
闘病の末、39歳の若さでこの世を去った街尾火楽は、神様によって蘇生され異世界へと転移した。
病気にならない「健康な肉体」と自在に形を変えられる「万能農具」を授けられた火楽は、人のいない森の中で水と食料、そして寝床を確保するため行動を開始する。
驚くべき効果を持つ万能農具によって生活基盤が整いつつある火楽の前に、2匹の黒い犬のような魔物が現れた。
万能農具を構え警戒する火楽だったのだが...。
おすすめポイント
本作は病気で命を落とした元会社員の男が異世界に転移し、多種多様な種族とともに自由気ままなセカンドライフを謳歌するゆったりスローライフまんがです。
主人公はブラック企業で体を酷使しすぎた結果、39歳という若さでこの世を去った街尾火楽。
転移後は病気にならない「健康な肉体」と、自らのイメージで様々な農具に変化する「万能農具」のスキルを持っています。
メインストーリーについては特にこれというものはなく、日々の生活や村が大きくなる様子を淡々と描いている。そんな感じの作品です。
雰囲気的には読み切りまんがを読んでいる感じに似ていますね。
ハラハラドキドキするような展開はあまりないですが、テンポが良くサクサク進んでいくのでストレスフリーで読み進めることができます。
のんびり楽しく読みたい!そんな人にはおすすめな作品と言えますね。
Re:Monster
ストーリー(あらすじ)
とある満月の夜。
あらゆる特殊能力を保有する強化人間の伴杭彼方は、見知ったストーカーにナイフで滅多刺しにされこの世を去った…。はずだったのだが、気がつくとゴブリンに転生していた。
前世で習得した超能力のほぼ全てを失った彼方だったが、唯一「吸喰」と呼ばれる喰ったものの特性やパワーを得られる特殊能力だけが残っていた。
出会ったモンスターを次々に食し異常な進化を遂げる彼方。
そんなある日の夜、脳内に不思議なアナウンスが流れ、翌朝目覚めると体に異変が――。
おすすめポイント
本作は戦闘能力が低く知能も残念なゴブリンに転生した元強化人間の男が、前世の記憶と「吸喰能力」を使って最強へと成り上がるバトルファンタジーまんがです。
主人公は食したモンスターのスキルを自分の能力として使える特殊な能力を持ったゴブリン族の「ゴブ朗」。
木の棒を扱う知能すら持たないゴブリンにおいてはかなり異質で、その圧倒的な強さと高い知能でゴブリン集落のトップに君臨しています。
ストーリーはゴブリンに転生した主人公が倒したモンスターを次々に食べ、どんとんと進化し強くなっていく。そんな感じです。
ネタバレになるのでかなり簡潔に書いていますが、実際は勇者や英雄の登場、種族の枠を超えたコミュニティの形成などバラエティに富んだ内容で読み応えのある作品です。
最終的にはお馬鹿なゴブリンたちはいずこへ…ってなります。
あと主人公の名前からもわかりますが、ネーミングセンスが絶望的にダサいです。進化とともに名前も変化していきますが、そこだけは一貫してダサいままです。
その辺りも楽しめる要素の一つかもしれませんね。
全体を通して話のテンポも良いので、さくさく読み進めることができますよ。
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~
ストーリー(あらすじ)
35年間平凡な人生を歩んできた男は、突如襲ってきた胸の痛みに意識を失いそのまま異世界へと転生した。
転生先は剣と魔法が存在する、まるでゲームのような世界。
小さな領土を統治するローベン家の長男「アルス・ローベント」として生まれ変わった男は、体力・知力ともに平凡であったが「鑑定スキル」という人の潜在能力が見れる特殊な能力を持っていた。
何不自由ない生活を送っていたアルスだったが、3歳を過ぎたころ自身が暮らす国が近い将来乱世に突入する可能性が高いこと知った。
この国を、そして領地に住む人々の生活を守るため、アルスは自身が持つ鑑定スキルを使って優秀な人材集めを開始する。
はたして主人公アルスは、来るべき戦に備えて有能な家臣を集めることができるのだろうか──。
弱小領地から最強領地への成り上がり邁進劇、今ここに開幕です。
おすすめポイント
本作は下級貴族の長男アルスとして転生した男が、鑑定スキルを使って集めた家臣たちと一緒に弱小領地を最強領地へと変貌させていく成り上がりファンタジーまんがです。
物語の舞台としては帝国の圧政によって各地で農民の反乱が起き、それを貴族が鎮めようとするも国は荒れ放題で年中戦が起こっているような乱世の時代。
主人公アルスはいずれ当主として自領の兵を率いて戦にでなければならいが、領地に住む人々の生活を守るために鑑定スキルを使って優秀な人材集めを開始するといった感じです。
主人公の特徴は誰からも愛され、民の生活を第一に考える心優しい12歳の少年。特に秀でた能力などはなく、ごくごく平凡な少年です。
唯一持っているのが、人の潜在能力を数値やランクで見ることができる鑑定スキルという特殊な能力。(これがかなりのチート能力)
この能力を使って優秀な人材を家臣にしていきます。
作品としてはドンパチするような派手さはないですが、相手との駆け引きや戦略を立てて交渉するシーンなどは非常に読み応えがあっておもしろいです。
他にも有能な人材を見つけ家臣を増やしてく展開は、ゲームをやっているようでわくわくしますね。
とくに重い話もなくほのぼのした内容が多いので、そういったまんがが好きな人にはおすすめな作品です。
まとめ
今回はアニメ化された異世界まんがの中で冒険作品にスポットを当てて紹介してきました。
まんがだけでなくアニメでも異世界作品を楽しみたい!そんな人はぜひ参考にしてみてください。