今回はダークファンタジー系の中でも少し異質な ”復讐ジャンル” にスポット当てて紹介したいと思います。
理不尽な裏切りや仕打ちに報復する主人公の痛快復讐劇、ぜひお楽しみください。
作品紹介
※随時更新していきます!
目次
月が導く異世界道中
ストーリー(あらすじ)
なんの特徴もない平穏な一日を送っていた高校二年生の「深澄真(みすみまこと)」。
そんな彼に突如として起こった異世界への転生。その理由はなんと元異世界人である両親と女神との間に交わされた契約のため。
勇者として召喚されるはずの深澄真であったが、待っていたのは女神から浴びせられる「顔が不細工!存在がキモイ!声すら醜い」といった罵詈雑言の嵐。
最後は視界から消えてと話も終わらぬまま、人も魔物もいない最果ての荒野に落とされる始末・・・。
彼に残されたのは元いた世界との環境の違いから得られた超人的な力と、唯一女神から与えられたヒューマン(人間族)以外の言葉を理解できる能力の2つ。
前途多難な幕開けとなった主人公「深澄真」。はたして彼は女神から嫌われたこの未知の世界で生き抜くことができるのだろうか――。
おすすめポイント
本作のおすすめポイントは何と言っても魅力的な登場人物(主人公の仲間)が多いこと。
無敵の蜃という二つ名を持つ上位竜の「巴(ともえ)」を始め、災厄の黒蜘蛛と呼ばれる魔獣の「澪(みお)」、アンデッド(リッチ)になった元ヒューマンの「識(しき)」など個性あふれる仲間(従者)ばかりです。
また異世界モノは主人公を主体としてストーリーが進むことも多いですが、本作はそれぞれの登場人物にスポット当ててストーリーが進むのもおもしろさの一つです。
もちろん主人公のチート級の強さも健在で、要所要所でのバトルシーンは読んでいて心踊ります。
他にも竜が作り出す亜空間の中での国造りや学園モノ、世直しなど、ただ強い敵を倒して進むだけのありふれた設定では無いところも筆者が惹きつけられた要素です。
美形だらけの異世界で自分だけがオーク顔の不細工として扱われることや、人間とだけ話せないというオリジナリティ性の高い設定もおもしろいですね。
個人的にも続きが気になる作品の一つになります。
ありきたりなストーリーに飽き飽きしている!そんな人はぜひ一度読んでみてくださいね。
回復術士のやり直し
ストーリー(あらすじ)
「癒」の勇者として魔王から世界を救う役目を果たすため村を出たケヤルだったが、彼を待ち受けていたのは他の勇者たちから薬漬けにされ道具として扱われる悪夢の日々。
しかし最後の魔王との戦いで賢者の石を手にしたケヤルは、その力を使って時を巻き戻し人生をやり直すことにした。
そして決意する。
人生のすべてを奪った「砲」の勇者と「剣」の勇者、そして「術」の勇者に復讐することを…。
おすすめポイント
本作は回復魔法の真髄「時間遡行」によって4年前へと戻った「癒」の勇者が、自分の人生を弄んだ3人の勇者たちへの復讐と、奪われた人生を取り戻す逆転ファンタジーまんがです。
主人公は欠落した腕なども復元できる再生力をもつ回復魔法を極めた「癒」の勇者ケヤル。
さらに回復の本質が「変化」であることに気付いたことで、自身の身体能力を極限まで上げる改良や、防御無視の一撃必殺を繰り出す改悪など様々な派生能力が使えます。
ストーリーは勇者に憧れる心の優しかった少年が3人の勇者たちの手によって廃人となるも、習得した「薬物耐性」により正気を取り戻し、その後時間遡行を使って二度目の人生をやり直すといった感じです。
作品の内容は徹底した復讐劇ですね。およそ勇者とは言えない残忍非道な3人の勇者たちに対し、ケヤル本人も非合理的な方法で次々に復讐を果たしていきます。
アニメ化されるほど注目度の高い作品ですが、暴力的なシーンや凌辱シーンが多く含まれているのでその点はご注意下さい。
記憶を持ったまま過去へと戻り、そしてチート能力で未来を改変する。
展開としてはありがちですが、復讐の内容がかなり斬新なのでこの手のジャンルが好きな人には楽しめる作品となっています。
厳密には異世界まんがではありませんが ”転生モノ” ということで、今回は紹介しています。
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで
ストーリー(あらすじ)
女神ヴィシスによって異世界に召喚された高校生の三森灯河は、クラスメイトとともに勇者として魔を討つはずだった…。
しかし適性検査で周りがS級やA級の才能を見出される中、だた一人Eランクだった灯河は皆の足を引っ張らぬようにと女神から廃棄宣言を受けた。
この決断に納得のいかない灯河はクラスメイトに救済を求めるも、向けられたのは軽蔑の眼差し。
その反応に戸惑う灯河を後目に廃棄処分へと皆の意志が固まると、女神の手により生存率ゼロの遺跡へと飛ばされた。
奈落の底で一人絶望に沈む灯河だったが、利己主義な女神への復讐を胸に何としても生き残ることを決意する。
おすすめポイント
本作は女神から廃棄宣言を受けて生存率ゼロの遺跡へと飛ばされた少年が、女神に復讐するため強く生き抜くサバイバルダークファンタジーまんがです。
主人公はスクールカースト外のモブ男こと三森灯河。
固有スキルが役に立たない状態異常スキルのハズレ枠だったことから遺跡に飛ばされるも、実は条件さえ揃えば敵なしの最強スキルを持っていることが判明します。
ストーリーは遺跡へ飛ばされた直後に遭遇したモンスターとの戦闘を経て自身の固有スキルの可能性を見出し、遺跡の外へと目指すところからスタートします。
女神そしてクラスメイトから廃棄宣告を受けるという最悪な状態からスタートする本作ですが、飛ばされた遺跡で最強の力を手にした主人公の成り上がりが読んでいて最高に熱くなりますね。
Eランク勇者に隠された秘密、そして勇者の血を引く一族との戦い…。復讐作品でありながら様々な展開が用意されている非常に楽しめる作品ですよ。
こちらも異世界転生ではなく転移モノですが、おもしろいので紹介しておきます。
復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する
ストーリー(あらすじ)
魔王を打ち倒し世界を救った勇者ラウル。しかし彼に待ち受けていたのは処刑だった。その理由は王女ヴィクトリアの誘いを拒絶したため。
くだらない理由に憎悪を抱いたまま処刑された勇者ラウルは、この世界に転生する前にいた”始まりの場所”で愛の女神によって再びこの世界に蘇った。
そう自分を陥れた王女と裏切り者たちに復讐するために…。
おすすめポイント
本作は偽りの罪で処刑された勇者が愛の女神によって蘇生され、自分を陥れた王女や裏切り者たちに復讐するダークファンタジーまんがです。
主人公は世界の平和を願う心優しい青年ラウル。
魔王を打ち倒し世界の救世主となるはずだったが、王女ヴィクトリアによる残虐非道な行為によって大切な家族や仲間が殺され復讐の鬼と化します。
ストーリーはかつて愛の女神によって封じられた闇の力を取り戻したラウルが、華やかに執り行われる王女の結婚パレードに登場し、復讐を開始するところからスタートします。
圧倒的な力で執行される容赦のない復讐劇は、画力の高さも相まってか読んでいて”ヒャッ”となりますね。
残虐非道なシーンをメインに描く作品はたくさんありますが、本作はただ復讐を果たすのではなく実際に行われた行為になぞって再現していくのでストーリー性があって一味違います。
復讐内容はどれも目を覆いたくなるような残虐を極めたものですが、相手が同情できないほどの悪党ばかりなので気兼ねなく読み進めることができます。
ただ全体的に暴力や暴言など狂気じみた描写の多い作品なので、人によっては気分を害するかもしれません。
それだけ見せ方や画力が高いということにはなりますが、少し好みが分かれる作品ですね。
個人的には海外の猟奇的なサイコホラー映画を見ているようで、好きな部類です。特に勇者ラウルが愉快に残虐行為を行うシーンなどは、底しれぬ恐怖を感じますね。
盾の勇者の成り上がり
ストーリー(あらすじ)
ゲームやアニメが大好きなオタク大学生の岩谷尚文は、町の図書館で手に取った「四聖武器書」と書かれた古い本を開いたことで異世界へと召喚された。
四聖勇者の一人として召喚された尚文だったが、盾の勇者であることが原因で不遇な扱いを受けることとなる。
それはやがて国から追われるほどにまでに…。
一人の女にはめられ罪人となってしまった尚文は、人手を確保するため怪しい男につれられ奴隷商へと向かう。
そこでその後の運命を大きく変える獣人族の少女「ラフタリア」と出会うのだった――。
おすすめポイント
本作は図書館にあった一冊の古い本を開いことで異世界に召喚された男が、無実の罪をきせられ罪人となった身から成り上がるバトルファンタジーまんがです。
主人公は剣、槍、弓、盾の四聖武器のうち、盾の勇者として召喚された元オタク大学生の「岩谷尚文」20歳。
元来穏やかな性格だったが、異世界で騙され裏切られたことで人間不信になり冷酷な人間へ変貌しています。
ストーリーは異世界から召喚された4人の勇者たちが次元の亀裂から発生する凶悪な魔物たちと戦い、その脅威から世界を守るといった感じです。
アウトローとなった主人公と獣人族のラフタリア、そしてフィロリアルのフィーロとともにどん底から成り上がっていきます。
異世界まんがといえば華やかな気分になれる話も多いのですが、本作はダークな部分が多いので気分爽快とはならないかもしれません。
ただそれを補って余りあるおもしさが本作にはあるので、読んでいない人はぜひともおすすめしたい作品です。
TVアニメだけでなく舞台まで公演されるほど、注目度の高い作品ですよ。
ガベージブレイブ
ストーリー(あらすじ)
料理が得意な高校生の皇創(スメラギツクル)は、ある日突然クラスメイトとともに異世界に召喚された。
そこで待ち受けていたのは、15か国で行われる勇者選別オークション。
状況の把握もままならないままオークションにかけられるツクルだったが、ランクGのハズレジョブ【調理師】のツクルはどの国からも落札されず、魔物が跋扈する大森林へと転移させられた。
理不尽な扱いをしたクソッタレな連中に復讐を決意するも、出会った魔物に致命傷を負わされ瀕死の状態となるツクル…。
死にたくない!自分をこんな目に合わせた連中を蹴り飛ばし、俺を弄んだこの化け物をぶっ殺す!!
復讐の炎を再び燃え上がらせたツクルは、最後の力を振り絞って調理師に付与されたスキルを発動した――。
おすすめポイント
本作は高レベルの魔物が跋扈する大森林へと転移させられた主人公が、どん底から這い上がりクソッタレどもに復讐するため強く成長するバトルファンタジーまんがです。
主人公は調理師という戦いの役に立たないハズレスキルによりどの国からも不要とされ、一人大森林へと捨てられた「ツクル・スメラギ」。
しかしその性能はとある理由から通常ではありえない能力を秘めており、食した魔物の肉の部位によって様々なスキルを習得することができます。
ストーリーは大森林で最初に遭遇した魔物を命からがら討伐したこと一気にレベルが上がり、その後「黒霧」と呼ばれる意志を持つ剣をドロップしたところから本格的にスタートします。
展開としては異世界にありがちな不遇職の最弱からチート能力で瞬く間に強くなり、その後仲間を増やしながら最終目標(復讐)へと向かうといった感じです。
ジャンルとしてはタイトル通り復讐系ですが、全体的に悲壮感の漂う感じがしないので一般的な俺TUEEE作品として楽しく読むことができます。
なんでもありの王道作品ですが、わかりやすいストーリーに最強の主人公はやはりおもしろいですね。
この手の作品が好きな人には、絶対にハマる作品だと思いますよ。
四度目は嫌な死属性魔術師
ストーリー(あらすじ)
テロリストの仕掛けた爆弾によってフェリーが沈没し、修学旅行中だった県立八坂高校の生徒全員が死亡した。
はずだったのだが、突如現れた神様ロドコルテによって生徒たちには特別な力と幸運が与えられ、地球とは異なる世界に転生することになった。
しかし生徒の一人「雨宮博人」だけは神様の手違いで、特別な力も幸運もないまま転生させられてしまうという。
しかも人生にただ一つの幸福さえ訪れない、不幸確定のマイナススタートからというおまけつきで…。
納得できないまま強制的に転生させられた雨宮博人。彼を待ち構えていたのは、実験体としての壮絶な二度目の人生だった――。
おすすめポイント
本作は神様の手違いで一人だけ不幸確定の人生を歩むことになった主人公が、迫りくる逆境をはねのけ強く生き抜く成り上がりファンタジーまんがです。
作品の舞台となるのは神ロドコルテが管理する「ラムダ」と呼ばれる剣と魔法の世界。
神いわく自分が管轄する世界の中でもっとも発展が遅れており、最初に転生させた世界「オリジン」で生徒たちに経験を積ませ、この世界を発展させるのが目的とのこと。
ストーリーは一度目二度目ともに不幸な人生を送った「雨宮博人」が、吸血鬼とダークエルフの子供として新たな世界「ラムダ」で三度目の人生を歩むところからスタートします。
主人公は神によって解けない呪いを付与されたまま生まれ変わった混血種の「ヴァンダルー」。
特別な力がない代わりに規格外の魔力を保有しており、生後すぐに死属性魔法を操ることができるようになります。
不幸確定の人生なだけあって三度目の人生も生後すぐの頃から報われない出来事の連続ですが、とある理由により神にとっても予想外の展開へと進みます…。
正直初っ端の絵がちょっとあれだな…って思ってしまいましたが、読み始めてすぐに作品のおもしろさに引き込まれてしまいました。
ちょっとぶっ飛んだ設定やご都合主義な展開もあるにはありますが、それをも超える独創的な展開や内容でこれまで読んだことのない転生作品を楽しむことができます。
個人的にも特におすすめしたい作品のひとつですね。おもしろいのでぜひ読んでみてください。
ニトの怠惰な異世界症候群 ~最弱職<ヒーラー>なのに最強はチートですか?~
ストーリー(あらすじ)
いじめを苦に学校の屋上から飛び降りた日高政宗だったが、その直後にクラスメイト全員が異世界へと転移した。
召喚によって転移したクラスメイトたちは皆 ”勇者” の称号を得ていたが、ただ一人自殺した政宗だけは勇者の称号ではなく ”転生者” となっていた。
しかも皆が一様に勇者として上位職業の恩恵を与えられる中、政宗に与えられた職業は攻撃魔法すら扱えない最弱の「ヒーラー」だった。
クラスメイトからゴミと笑われ、召喚主の王国からは不要とされ一人迷宮へと転移させられた政宗。
「なぜいつもいつも俺ばかり…」
怒りがこみ上がる政宗は、バカにした奴らそして理不尽な扱いをした王国に対し復讐することを決意した――。
おすすめポイント
本作は最弱職のヒーラーでありながら最強の力を手にした少年が、自分をいじめた奴らや無能と罵り迷宮へ飛ばした王国に復讐する異世界ダークファンタジーまんがです。
主人公はいじめを苦に自殺したもののクラス転移に巻き込まれ、転生者として異世界に召喚された高校生の日高政宗。(転生後は「ニト」と名乗る。)
転生によって授かった恩恵は最弱職のヒーラーだが、王国によって飛ばされた迷宮で取得した反転魔法により最強の力を手にします。
序盤の展開としては異世界召喚からの最弱→最強とテンプレ通りですが、迷宮を抜けたあとからの展開がおもしろくあっという間に引き込まれてしまいます。
魅力的な主人公に個性豊かな登場人物たちとの出会い、それを経て主人公の心境がどうかわっていくのか、今後の展開が非常に気になる作品ですね。
ダンジョンシーカー
ストーリー(あらすじ)
クラスでいじめに遭っていた武田順平はある日、主犯の木戸翔太や幼馴染の竜宮紀子らと共に「神」の気まぐれによって異世界へ召喚された。
ここでは自身のステータスが数値化されるとのことだが、高いステータスを保有する木戸翔太に対し順平のステータスは村人以下のゴミクズ。
しかも裏切り行為によって生還率0%の迷宮へと突き落とされる始末。
強力な魔物が徘徊する迷宮の奥深くに落とされた順平はなんとかあがこうとするも、目の前の強大な魔物に為す術なし。
そんな危機的状況の中、転生時に神からもらった鑑定眼で覗いた魔物の能力を見て、順平はある奇策を思いついた。
しかしそれは不確定要素が多い、言わば賭けみたいなもの。弱者として染み付いた精神に一度は尻込みするも、現状を打破すべく順平は捨て身の賭けに出た――。
おすすめポイント
本作は生還率0%の迷宮に落とされた主人公が、復讐心を糧にダンジョンクリアーを目指すバトルファンタジーまんがです。
主人公は同級生の木田翔太を中心としたグループに日々、暴力によるいじめを受けていた17歳の武田順平。
転生後も同じような扱いを受けていたが、迷宮に落とされたことをきっかけに力をつけていきます。
ストーリーは最弱の状態で高難易度のダンジョンに落とされるも、あることをきっかけに急成長し自分をはめた者への復讐とダンジョンクリアーを目指すといった感じです。
内容自体はよくある異世界転生モノなので読む人によって好みはわかれますが、転生系を読み始めて間もない人や王道が好きな人には楽しめる作品となっています。
完結しているうえ話数も短いので、サクッと読むにはおすすめですよ。
破滅エンドから逆行したら、二周目は何故か愛されルートでした~闇堕ち令嬢は王子への復讐を諦めない(のに溺愛される)~
ストーリー(あらすじ)
突然現れた聖女によって婚約者を奪われたうえ、冤罪で投獄された公爵令嬢のリリスは、そこで出会った悪魔と契約を交わし王子への復讐へと向かった。
闇の力を使って王子を殺そうとしたリリスだったが、寸前のところで一本の剣に胸を貫かれそのまま15年という短い生涯を終えた。
はずだったのだが、気がつくとなぜか10歳の頃の自分に逆戻りしていた。
自分の置かれた状況に戸惑うリリスだったが、10歳からやり直せるなら好都合と、自分を見下し馬鹿にした奴らみんなに復讐することを誓ったのだ。
おすすめポイント
本作は10歳の頃に逆戻りした主人公が王子を含め自分を馬鹿にした奴らに復讐を誓うも、ポジティブで自意識過剰な性格が災いしあらぬ方向へと突き進むドタバタコメディまんがです。
主人公は家柄だけが取り柄の魔力も楽器もいまいちな公爵令嬢のリリス・フローゼス。
セレスティア王国第一王子であるオズフリートの婚約者に頭を下げるのが嫌で自ら婚約者として志願するも、突然現れた聖女にすべてを持っていかれたあげく殺されたかわいそうな少女です。
展開としては10歳に戻ったリリスが生前に契約を交わした悪魔の手を借り、王子とその他大勢に復讐しようとするが、他人とズレてる感覚やポジティブな性格によっていつしか愛されキャラになっていくといった感じです。(この辺りはタイトル通りですね。)
悪魔と契約し復讐するといってもダークはお話などはなく、終始コメディ調でリリスのポンコツぶりが楽しめる作品となっています。
ただ一周目とすこし様子が違う王子やなぜ殺されたのに10歳に戻ったのかなど、序盤からいくつかのなぞが用意されていますので、その伏線回収も後々楽しむことができます。
奇抜な設定などはありませんが、非常に読みやすく楽しい気持ちになれる作品ですよ。
まとめ
今回は因果応報、やられたらやり返す復讐ジャンルにスポット当てて紹介してきました。
復讐ジャンルと一口に言ってもその内容は様々で、復讐描写メインの作品もあれば、復讐を糧に成長する成り上がり系作品もあります。
正直好き嫌いの分かれるジャンルですが、ここで紹介している作品はどれもストーリーそのものがしっかりしているので読み応えは十分です。
ぜひお試しください。