今回は学園生活を舞台に大暴れする異世界転生まんがにスポットを当てて紹介したいと思います。
学園モノと言えば青春を謳歌するラブストーリーが鉄板ですがそこはやはり異世界、剣や魔法など非現実な世界ならではのおもしろさがありますね。
作品紹介
※随時更新していきます!
目次
陰の実力者になりたくて!
ストーリー(あらすじ)
物語の主人公やラスボスではなく裏で暗躍する「陰の実力者」に憧れる男は、魔力をもとめ走ってくるトラックに突っ込みこの世を去った…はずだったのが、なせか異世界へと転生していた。
新たな世界でも「陰の実力者」を目指すため徹底的に実力を隠す転生者のシドは、夜な夜なトレーニングと称して盗賊狩りを楽しんでいた。
そんなある日の夜、いつのものように盗賊狩りを楽しんだシドは、戦利品の中から「悪魔憑き」と呼ばれる肉体が腐りかけた一人の奴隷を見つけた。
その肉塊にただならぬ魔力を感じたシドは、魔力実験と称していろいろなテストを行った。その結果姿をあらわしたのは、なんと美少女金髪エルフだった――。
おすすめポイント
本作はトラックにはねられ異世界転生した中二病全開の青年が、陰の実力者として存分に楽しんでいるだけでなぜか世界を救うことになるコメディバトルまんがです。
主人公は田舎貴族カゲノー男爵家の第2子として生まれた「シド・カゲノー」。赤子の頃から魔力操作に長け、人間離れした力技や治癒魔法など多岐にわたって圧倒的な力を持っています。
表向きは優秀な姉を持つ冴えない弟キャラだが、裏では闇の教団に対峙する陰の組織「シャドウガーデン」の盟主シャドウとして暗躍しています。
という設定を楽しんでいる、ただの中二病をこじらせた青年が本来の姿。
ストーリーは陰の実力者ごっこを楽しむ主人公が適当に発する言葉がなぜか全部事実となり、事件やトラブルなどすべてが解決へと進むといった感じです。
こちらもコメディジャンルとしてはよくある主人公と周りとの思考のズレによってギャク化した勘違い設定ですが、本作はその温度差がありすぎてかなり笑える作品となっています。
例えばシャドウガーデンのは配下たちは皆、主人公を神のごとく崇拝していますが、当の本人は陰の実力者設定に付き合ってもらっているノリの良い仲間たちとしか思っていません。
自分がでっちあげた闇の教団の設定も、最近は仲間たちが積極的に練って一緒に遊んでくれていると思っている始末です。
他にも適当に投げたナイフがささった場所をカッコつけて ”そこだ” みたいなノリも楽しいですね。
ただ作品自体は結構シリアスで、謀略や陰謀がうごめく世界観となっています。その辺りのギャップも面白さを引き立てる要素になっていますね。
作画もきれいでギャクセンスも高いおすすめの作品ですよ。
賢者の孫
ストーリー(あらすじ)
仕事帰りのとある夜。走ってくる車に跳ねられこの世を去った主人公は、魔物に襲われ放置された馬車の中で赤ん坊として転生した。
一人取り残された主人公であったが運良くそこを通りかかった救国の英雄「賢者」マーリンに拾われ、賢者の孫「シン=ウォルフォード」として育てられることに。
前世の記憶と賢者マーリンの教えによって規格外の強さを得たシンだったか、15歳の成人を祝うパーティーで自身に一般常識がないことを知る・・・。
かくして世界の常識と自重することを学ぶためアールスハイド王国の魔法学院に入学することとなったシンだったが、そこでこの世界の根幹を揺るがす魔人と出会うことに――。
ちょっぴり常識はずれの規格外な主人公が贈る異世界バトルファンタジー。今ここに開幕です!
おすすめポイント
本作は事故死して異世界に転生した主人公が、仲間たちと共に世界の命運をかけて魔人たちと戦う王道バトルファンタジーです。
おすすめポイントとしてはこれぞ主人公最強漫画!といった感じの圧倒的な力と魔法センスで、迫りくる魔人たちを打ち倒す爽快感抜群のバトルシーンが堪能できます。
かわいいヒロインや王族との親密な関係など作品構成としてはよくある異世界ものですが、漢字を使った魔道具の作成や科学知識を使った魔法などオリジナル性の高い要素も含まれています。
また個人的には作画が綺麗で読みやすくキャラクターも可愛いので、非常に読みやすい作品と言えます。
世界を滅ぼさんとする魔人たちとの熾烈な戦い。王道バトルファンタジー好きには外せない作品ですね。
無職転生 ~異世界行ったら本気だす~
ストーリー(あらすじ)
無一文で家を追い出された34歳の無職童貞ニート男は、居眠り運転の車に気づかない高校生を助けてこの世を去った。
「もう一度人生をやり直せたら・・・。」と己の人生を悔いていた矢先、なんと剣と魔法の異世界に赤ん坊として生まれ変わっていた。
ルーデウス・グライラットと名付けられたニート男は「今度こそ本気で生きよう」と心に決め、日夜魔術の秘密訓練に明け暮れる。
やがて魔術の才能に開花したルーデウスは、小さな女の子の家庭教師をつけてもらうことに。
この出会いをきっかけにルーデウスの新たな人生が動き始める――。
元中年クズニートが送る人生やり直し異世界ファンタジー、今ここに開幕です!
おすすめポイント
本作は前世で後悔ばかりの人生を送っていた男が、新たに生まれ変わった剣と魔法の世界で人生をやり直す異世界冒険ファンタジーです。
個性豊かな登場人物や丁寧に描かれた世界観は、読んですぐに引き込まれてしまいます。
一番のおすすめポイントは前世での心の傷(トラウマ)を仲間たちとの冒険や出会いを通して克服しながら、人生を真剣に生き抜こうとする姿を見れるところです。
失敗しながらも成長して行く主人公を見るのは、なにか感慨深いものがありますね。
ただ天才的な魔術センスは持っているものの、典型的な俺TUEE漫画ような何をやっても規格外の強さというわけでは無いので、戦いの爽快感を求めている人には少しジャンルが違う作品かもしれません。
あと主人公がちょっとゲスなところがあるので、人によっては嫌悪感を覚えるかもです。
とは言え本作は数ある異世界漫画の中でもしっかりと世界観(テーマ)が描かれた作品のひとつです。
アニメ化もされるほどの人気ぶりですから読む価値は非常に高いですよ。
実は俺、最強でした?
ストーリー(あらすじ)
イジメを苦に引きこもり自堕落な生活を毎日送っていた主人公は、神?天使?による厳選なる審査によってチート能力を授かり異世界へと転生する。
王族の第一王子「ラインハルト」として生まれ変わった主人公であったが、生後すぐに行われた魔力測定で最大魔法レベル ”02” という最低ランクの数値を叩き出してしまう。
このままでは臣民の笑い者にされてしまうと嘆いた国王と王妃は、王子を死産とし遠方の森へ捨てることを決意した。
森の中へ一人捨てられた主人公は、そこでフェンリル族の巨大な狼「フレイム」と出会う。
魔力レベルが低すぎて捨てられたことをフレイムに告げるも、人の域を超えるほどの魔力を感じると最後は魔王認定され主従関係を結ぶことに。
そう実は主人公ラインハルトの魔力レベルは02ではなく、なんと「1002」という桁外れの数値だったのである。
人類史上最高レベルが77のこの世界においてはまさに最強。
生後すぐに森へ捨てられるどん底スタートを経て、今ラインハルトのサバイバル異世界生活が始まる。
おすすめポイント
本作は自堕落な引きこもり生活を第一に考える主人公が、秘密裏にうごめく陰謀に対し ”黒い戦士” として正体を隠しながら暗躍するといったお話です。
メインストーリーは今のところ学園モノです。
威張り散らし上級生を圧倒したり教師を含めて一目置かれる存在になるなど、お決まりの設定を抑えつつ桁違いの魔力レベルと結界魔法を用いた主人公の無双ぶりがたっぷり見れますよ。
全体的な構成としてはよくある異世界ものといった感じですが、コメディ要素が結構強めな作品なので飽きのこないおもしろさがあります。
個人的には従者フレイムの言動や行動に、主人公がツッコミを入れるシーンが好きですね。
あと主人公の設定もオリジナリティがあって面白いです。
細かい部分はネタバレになるので伏せますが、終始ぐうたらで楽しようとばかり考える主人公が時折見せるダークな部分は何か闇を感じますね。
過去にイジメをうけたことが原因なのか〇〇(ネタバレ)が原因なのかはわかりませんが、今後の展開が楽しみです。
一見スローライフのようなほのぼのした感じがしつつもブラックな要素もある本作品。とってもおすすめです。ぜひ読んでみてください。
世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する
ストーリー(あらすじ)
当代最強と呼ばれた暗殺者の男は口封じのため組織に殺された…はずだったのだが、気がつくと見知らぬ神殿に佇んでいた。
そこで女神と名乗る美しい女性が現れ、男は2つの選択肢を迫られる。
ひとつは魂を漂白し別の誰かとして生まれ変わること。そしてもうひとつは前世で培った知識と経験を持ったまま別の世界に転生すること。
しかし記憶を持ったまま転生するには、女神からの依頼を受ける必要があった。
その内容とは、なんと今より18年後までに勇者を暗殺するというものだった。
おすすめポイント
本作は当代最強と呼ばれた暗殺者が異世界に転生し、前世で培った暗殺術と新たに得た魔術を融合して高みへと目指すバトルファンタジーまんがです。
主人公は人生のすべてを暗殺家業に捧げた元世界最強の暗殺者。高齢を理由に引退するはずが、口封じのため組織に殺されてしまった。
転生後は暗殺貴族トウアハーデ家の次期当主「ルーグ・トウアハーデ」として生を受け、女神から依頼された勇者討伐のためさらなる高みへとスキルを磨いていきます。
一見すると元暗殺者が異世界転生して無双するといったよくある話に見えますが、本作はまさかの勇者を殺すことを目的とした斬新な展開が楽しめる作品です。
作り込まれたストーリーに個性豊かな登場人物たち。引き込まれる要素盛りだくさんの本作ですが、個人的には主人公のルーグが魅力的でかっこいいです。
見た目は若いですが、中身は人生経験を豊富に積んだ凄腕の暗殺者。常に冷静沈着でどんな時も取り乱すことなく冷静に対処する様は、読んでいて一種のあこがれを抱いてしまいますね。
また前世では感情などは持たず組織の道具として生きてきた主人公ですが、最後の最後でその忠誠心を踏みにじられたことで、転生後は自分のために生きることを誓う心境の変化も楽しむことができます。
アニメ化されるほど注目度の高い本作品。おすすめですよ!ぜひ一度読んでみてください。
ナイツ&マジック
ストーリー(あらすじ)
ある日の仕事帰り、凄腕プログラマーの倉田翼は車にはねられこの世を去った…はずだったのだが、なんと彼は前世の記憶と知識を持ったまま異世界に転生していた。
しかもそこはメカヲタクだった彼にとっては天国とも言える、剣と魔法そして巨大ロボが存在する夢のような世界。
憧れのロボット操縦者になるため驀進する倉田翼なのだが、彼の異常なまでのロボット愛に周囲はてんやわんやの大混乱。
しかし彼の持つ天才的なプログラマーとしての才能が、やがてこの世界の常識を覆し歴史を変えることに…
おすすめポイント
本作は凄腕のプログラマーでメカヲタクの倉田翼が、巨大ロボが存在する剣と魔法の世界に転生するロボットバトルファンタジーまんがです。
主人公は一流と言われる騎士達をも凌駕するほどの魔力量と戦闘センスを兼ね備えたエチェバルリア家の長男「エルネスティ・エチェバルリア(=倉田翼)」。
重度のメカヲタクが災いし幼少の頃から度々周囲を困らすも、その独創的な発想で数々の偉業を成し遂げる。
また幻晶騎士(シルエットナイト)と呼ばれる巨大ロボットの操縦にも長けており、その腕前は初陣で魔獣ベヘモスに勝利するほど。
夢は自分専用の幻晶騎士(シルエットナイト)を作り上げること。
ストーリーはライヒアラ騎操士学園へ入学後に行われた遠征訓練で魔獣を討伐したことが国王の目に止まり、その後前世の知識を活かした新しいシルエットナイトの開発に取り掛かるところから本格的にスタートします。
数々の魔改造を経て仕上ったシルエットナイトのバトルシーンは、ロボット好きにはたまらない作品ですね。
もちろん異世界まんがならではのチート要素もふんだんに盛り込まれていますので、ロボット系はちょっと苦手という人でも楽しく読むことができます。
主人公を含めてキャラもかわいくストーリーもおもしろいおすすめの作品ですよ。
神に愛された子
ストーリー(あらすじ)
八十年の人生すべてを善行に捧げた一人の老人は、神の意志によって異世界のとある国王の孫「リーンオルゴット」として転生した。
高い知能に膨大な魔力量、そして「神に愛された子」という称号を持ったリーンは、家族に愛情を注がれすくすくと成長した。
4歳になった頃もうすぐ初等部に通えると胸踊らせるリーンだったが、能力が高すぎるゆえに初等部ではなく中等部から入学することを知らされる。
落ち込むリーンを見かねた父アルフォンスは、代わりに一つだけお願いをきいてあげると約束する。
それを聞いてリーンがお願いしたこととは――?
聖獣をお供に天使な美少年が大活躍するほのぼの異世界ファンタジー、今ここに開幕です。
おすすめポイント
本作は八十年の寿命を経て異世界に転生した元善人な老人が、チート級の強さと聖獣たちの力を借りて様々な問題や人助けをしていくといったお話です。
闇落ちした人間や国同士の戦争などダークな部分もありますが、基本的にはほのぼのまったりした内容が中心の作品です。
モフモフした聖獣たちと戯れたり主人公の容姿や仕草などは、描写も相まって非常に可愛らしいですね。
ストーリーは今のところ学園モノがメインで進んでいます。
圧倒的な力で問題を解決したり生徒を助けたりと、まぁ異世界学園モノでは定番と言える内容ですね。
だた序盤に出てくる魔法に関する伏線や最強の主人公が持つ弱点にどう向き合っていくかなど、今後の展開が楽しみな要素も用意されています。
迫力のあるバトルシーンなどはありませんが、モフモフ系やほのぼの系が好きな人にはおすすめな作品と言えますね。
豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい
ストーリー(あらすじ)
大好きなアニメを見ながら寝落ちした少年が目を覚ますと、そこはさっきまで見ていたアニメの世界だった。
憧れの主人公ではなく嫌われ者の豚公爵に転生したことを悔しがる主人公だったが、未来の全てを知るこの力を使ってバットエンドの未来を変えることを決意する。
そして、今度こそキミに好きだと告白するんだ――。
おすすめポイント
本作は大好きなアニメの豚公爵に転生した少年が、未来の全てを知る力を使ってバットエンドの未来をハッピーエンドへと方向転換していく学園ファンタジーまんがです。
主人公は大国を支える大貴族でありながら、その見た目と横暴な振る舞いによって学園一の嫌われ者となった豚公爵こと「スロウ・デニング」。
その醜態ぶりは学園だけでなく隣国まで広まるほどだったが、それには大きな理由が…。
人からは嫌われている豚公爵ですが魔法の根源とされる精霊には愛されており、かつては風の神童と呼ばれるほどの魔法の才を持っています。
ストーリーは嫌われキャラの主人公が転生を機に生まれ変わり、だんだんと周囲に認められていくまさに王道パターンと言える話ですが、主人公や登場人物たちが皆魅力的なのでかなりおもしろい作品です。
個人的には「今度は君に好きと言いたい」というタイトルが、なんかグッときてしまいます。
好きな人のために努力する主人公を見ていると、ぜひとも明るい未来を掴んでほしいですね。
乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
ストーリー(あらすじ)
とある日の通学途中、少しそそっかしい女子高生は家を出た直後に交通事故に遭いこの世を去った…。
頭を強く打った拍子に前世の記憶を思い出した主人公は、自分が前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生していたことを知った。
この世界がゲーム通りなら、待っている未来は国外追放か死亡のみ。
次の人生こそ寿命を全うすることを決心した主人公は、この破滅エンドを回避するたの作戦を立てることにした――。
おすすめポイント
本作は前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生した女子高生が、死亡か国外追放というバットオンリーな未来をハッピーエンドに変えるため奔走するドタバタファンタジーまんがです。
主人公はクラエス公爵家の一人娘として甘やかされて育てられた「カタリナ・クラエス」。
ゲームでは我儘で横柄な性格だったが、前世の記憶が戻ったあとは明るく素直でまっすぐな優しい女性へと変貌しています。
ただ前世でのお調子者な性格が強すぎるために暴走することもしばしば。いきなり農作業を始めたりドカ食いしたりと、およそ貴族令嬢らしからぬ行動を頻繁に起こします。
あまりの変わりように周囲は驚くもその天真爛漫な性格に皆惹かれ、いつしか愛されキャラとなります。
それはゲーム上ではありえない攻略対象となるイケメンたちからも好意を寄せられるほどに…。
ジャンルとしてはコメディ展開の多い学園ドタバタまんがですね。
一応剣と魔法が存在するファンタジーな世界観になっていますが、破滅エンドを回避するために暴走するカタリナの様子を見て楽しむ作品です。
予測不可能な行動をとるカタリナの天然ぶりや、主要キャラたちからのわかりやすい好意に全く気づかない鈍感ぶりには思わず笑ってしまいますね。
絵柄もきれいでギャグセンスも非常に高い、良作としておすすめなまんがですよ。
乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
ストーリー(あらすじ)
妹に無理やり押し付けられた乙女ゲーを2日かけてフルコンプクリアした兄だったが、外に出た直後に急なめまいに襲われそのまま階段から転げ落ち意識を失った。
はっと目を覚ますと、そこは前世でプレイしていた女性の地位が著しく高い女尊男卑の激しい乙女ゲーの世界だった。
しかも転生したのは主人公でもヒロインでもなければ悪役でもない、ただのゲーム的背景扱いのモブキャラの一人。
そんなモブキャラことリオンも15歳となりいよいよ乙女ゲーの舞台となる学園に通うはずだったのだが、実家の継母が私欲のために理不尽な結婚話を持ち込んできた。
断れば戦場送りの2択しかない状況で、なんとか自分の未来を切り開くためリオンは冒険者になることを決心した――。
おすすめポイント
本作は男性が女性を養うだけの価値しかない理不尽な乙女ゲーの世界に転生した男が、フルコンプクリアしたゲームの知識とチートアイテムを駆使して暴れまわるコメディファンタジーまんがです。
主人公は離島の貧乏貴族バルトファルト男爵家三男の「リオン」。劣悪な家庭環境だったが、5歳のときに転生者の自我が芽生えたことで自身の未来を切り開こうと奮闘します。
ゲームでは聞いたこともないモブキャラ設定のリオンですが、ゲームの知識を使ってチートアイテム「ルクシオン」を入手した後は無慈悲な強さを持つようになります。
ストーリーは最強の相棒ルクシオンと無人島を入手したことで幸せな引きこもりライフを謳歌するはずが、大量の財宝とロストアイテムを見つけたことで理想とかけ離れた人生へと進んでいくといった感じです。
こちらもとにかくコメディ展開が多くギャグセンスの高い作品ですね。
乙女ゲーなのにバトル要素が異様に強い設定もそうですが、やりたい放題の女性たちや5人のイケメンたちに対する主人公の突き抜けた外道ぶりが最高です。
またルクシオンとの漫才のような掛け合いや、主人公の意に反してどんどん出世していく展開にもおもわず笑ってしまいます。
あと入学早々出会った思わぬ登場人物によって予期しない方向へと進む展開も、よく練られていておもしろいなぁと思います。
絵柄もきれいですし、話のテンポも良くスラスラ読める良作としておすすめな作品ですよ。
乙女ゲーム六周目、オートモードが切れました。
ストーリー(あらすじ)
「LinaLia(リナリア)」と呼ばれる乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公だったが、意思はあるのに行動できない ”オートモード” によって悲惨な人生を五周に渡り繰り返していた。
そのまま六周目に入ると思われた矢先、なんとオートモードから解き放たれていたのだ。しかも16歳からのスタートではなく0歳児となって。
この機に破滅エンドの未来を改変しようと試みる主人公は、あれやこれやとその後の人生を大いに頑張った。
そして月日は流れ、ゲームの舞台となるアヴァントール魔法学園中等部へと入学することとなった。
本格的にゲームが開始する高等部まで残りあと3年…。
それまでにやるべきことはただ一つ。平穏無事に学園を卒業し、破滅エンドを回避すること!なのだが…。
おすすめポイント
本作は乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公が、バッドエンドの未来を改変するべく奮闘するドタバタ転生ファンタジーまんがです。
主人公は人目を引くほどの美貌を持つ、侯爵家令嬢の「マリアベル・テンペスト」。
ゲーム内ではヒロインと5人の攻略キャラたちとの恋路を邪魔する、最悪で醜悪な性格の悪役令嬢キャラとして登場しています。
内容としては失踪や死亡、没落といったバッドエンドを回避するべく立ち回ろうとするも、思い通りにいかない展開ばかりが起こるといった感じです。
特に目新しい設定などはなくいわゆる悪役令嬢モノの王道といった作品ですが、この手の話が好きな人にとっては十分楽しめる内容ではないでしょうか。
何事もなく平穏に過ごしたい主人公の思いとは真逆に進む展開は、わかっていてもやはりおもしろいですね。
作品自体も完結済みで話数も少ないので、暇つぶしにサクッと読みたい人にはぴったりな作品ですよ。
ハードモードな悪役令嬢に転生しましたが生き延びて世界を救います!
ストーリー(あらすじ)
過労死でこの世を去った主人公は、なぜか自分が製作した乙女ゲームの世界に転生していた。
しかし転生先はヒロインへの好感度がMAXになると即死するというハードモードな悪役令嬢。
案の定、転生後すぐに死亡してしまった主人公だったが、目が覚めるとなんと目の前にこの世界を作った女神が立っていた。
そこで自身が死ぬとこの世界が滅亡へと向かうことを知った主人公は、自ら愛情を込めて作り上げたキャラたちの未来を守るため悪役令嬢として生き残ることを決意した――。
おすすめポイント
本作は自分が製作した乙女ゲームの悪役令嬢に転生した主人公が、この世界を救うためにハードモードな人生を攻略するドタバタファンタジーまんがです。
主人公は公爵令嬢のリリアナ・ルーイン。ゲーム内ではヒロインと攻略対象との恋仲を邪魔するわがまま放題の悪役令嬢として登場しています。
ストーリーは主人公であるリリアナの死によって滅亡へと向かう世界を救うため、ゲーム知識をフル活用して自身の死亡フラグを回避していくといった感じです。
設定自体は死亡フラグを回避する悪役令嬢モノの王道ですが、攻略対象の頭上に好感度バーが表示されていることによってこれまでにない展開を楽しむことができます。
この好感度バーは攻略対象のヒロイン(ゲーム上での主人公)への好感度が上がるとリリアナの好感度が下がり、ゲージがMAXになるとリリアナが即死するという設定なのですが、プレイヤーに易しい仕様で作られたゲームのため容易にMAXになるという鬼仕様となっています。
この鬼仕様がハードモードたる所以なのですが、度々発生する好感度アップイベントをリリアナがどう切り抜けるのか、この辺りが見どころの作品と言えますね。
また転生した世界は主人公が生前に作った乙女ゲームそのものではなくその世界に魅せられた女神によって似せて作られた世界であるため、ゲーム内にはなかった不確定要素が入り混じりよりおもしろさが引き立っています。
決してオリジナリティの高い作品とは言えませんが、悪役令嬢モノが好きな人には十分楽しめる作品と言えるのではないでしょうか。
悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~
ストーリー(あらすじ)
乙女ゲームの世界に悪役令嬢ユミエラとして転生した元ゲーマーの女子大学生。
ゲーム内では主人公に嫌がらせをするちょい役の悪役令嬢だが、実はエンディング後に裏ボスとして再登場する最強の敵キャラだったのだ。
ゲームのシナリオ通りに事が進めば、待っているのは勇者たちに倒される未来だけ。
なんとかそのバットエンドな結末を改変するべくユミエラのとった行動は、ただひたすら強くなること…。
ゲーマー魂に火がついたユミエラは一人ダンジョンに潜る日々を繰り返し、ゲームの舞台となる王立学園に入学する頃にはなんとLv99にまで達していた。
裏ボス設定されないよう目立たず平穏に学園生活を送るはずのユミエラだったが、その圧倒的な強さとかつての魔王を同じ黒髪のせいで自身が魔王と疑われてしまうことに…。
入学早々波乱の幕開けとなったユミエラ。はたして平穏無事な学園生活は送れるのだろうか…。
おすすめポイント
本作は乙女ゲームの世界に転生した主人公が、勇者たちに倒されるバッドエンドな結末を回避するため奮闘する最強悪役令嬢ファンタジーまんがです。
主人公はゲーマーで女子大学生だった頃の記憶を持ったまま転生した悪役令嬢の「ユミエラ・ドルクネス」。
敵キャラしか使えない闇属性魔法の使い手であり、王国最強と呼ばれる騎士団長のLv60を遥かに超えるLv99の圧倒的強キャラです。
ゲーム内では魔王をも超えるポテンシャルを持った裏ボスとして登場しますが、最後は勇者たちに倒されるという悲惨な運命が待っています。
この破滅ルートを回避するため立ち回るのが本作のメインシナリオになります。
悪役令嬢モノではよくある設定ですが、かつての魔王と同じ黒髪という理由で家族を含め周囲から敬遠されたり、魔王と疑われたりするなど独自の世界観を持っています。
とはいえシリアス展開などはなく、作品ジャンルとしてはコメディ要素強めのちょいラブコメもあり?といった感じです。
常に真顔で感情を表に出さないクールビューティーな見た目に反し、内面での思考があまりにぶっとんでいてそのギャップが笑えますね。
他にもゲーマーだった前世の記憶に引っ張られ過ぎたユミエラの常軌を逸したレベル上げ、それに巻き込まれる生徒たちの惨劇なんかも読んでいておもしろいですよ。
2024年にはアニメ化もされた評価の高い作品です。ぜひ読んでみてください。
まとめ
今回は異世界転生まんがの中でも定番ジャンルと言える ”学園モノ” の作品にスポットを当てて紹介してきました。
個人的には
- 陰の実力者になりたくて!
- 無職転生
- 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…
- 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
の4つが好きですね。
アニメ化されている作品も多い人気ジャンルとなっていますので、まだ読んでない!という作品があればぜひ試してみてくださいね。