異世界転生ならではのジャンルと言えば、やはりダンジョンや迷宮攻略ですよね!
そこで今回は仲間とともにダンジョンや迷宮の制覇を目指す ”ダンジョン系” 異世界転生まんがにスポットを当てて紹介したいと思います。
作品紹介
※随時更新していきます!
目次
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
ストーリー(あらすじ)
ありとあらゆる自動販売機をこよなく愛する男は、暴走するトラックに跳ねられ倒れそうになる自動販売機をかばいその下敷きとなってこの世を去った。
自販機マニアの自分らしい最期を迎えた男だったが、気がつくとなんと自身が自動販売機となって異世界に生まれ変わっていたのだ。
しかも自販機ゆえに自力で動くことが出来ず、話せる言葉は「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」など自販機に備わっている定型文のみ。
誰もいない湖のほとりにただずむ一台の自動販売機。そんな彼の前に一匹のモンスターが現れた。
初めて見る化け物に怖気づきながらも一人目のお客さんとして対応する男だったが、発した定型文に驚いたモンスターは持っていた棍棒で殴りかかってきた。
おすすめポイント
本作は倒れそうになった自動販売機をかばって死ぬほど自販機を愛する男が、自ら自動販売機となり異世界で生き抜く新感覚のファンタジーまんがです。
主人公の名前は「ハッコン」。生前の記憶を持ったまま自動販売機として生まれ変わった元会社員の男。
生前に自動販売機で購入したことのある商品ならポイントを使ってなんでも出せる能力を持っていますが、自販機ゆえに自力で動くことができません。
また相手の言葉を理解できるものの会話はできず、自販機に備わっている定型文のみで相手と意思疎通をはかります。
ストーリーは誰もいない湖畔で数日孤独に過ごしているところにお腹をすかせた怪力少女のラッミスが現れ、その後行動を共にするところからスタートします。
無機物転生物は本作以外にもいくつかありますが、自力では動けず会話もできない厳しい制約付きの主人公はなかなか斬新な設定ですね。
本来であればただの道具でしかない自販機が限られた言葉だけでコミニケーションをとり迷宮を攻略、次第に仲間たちから信頼を得ていくストーリーはこれまでにない展開ですぐに引き込まれてしまいます。
特に戦闘シーンは見ものですね。
武器や魔法を使ってのよくある展開ではなく、自販機ならではの攻略法は意外性があって読み応えがあります。
また怪力少女のラッミスと連携して戦うシーンも、よく練られていておもしろいですね。
絵もきれいで読みやすくアニメ化されるほどの注目作品です。ぜひ読んでみてくださいね。
異世界マンチキン―HP1のままで最強最速ダンジョン攻略―
ストーリー(あらすじ)
縛りプレイが好きな引きこもりゲーマーの高校生・桐原行人は、ある日突然巨大な化け物に襲われ最愛の妹・佐奈を庇って命を落とした。
薄れゆく意識の中で聞こえてくる誰かの声、バッと飛び起きた行人の前にいたのは真実と公正の神・ネフィリア。
そこで自分が死んだことや妹の佐奈が無事であること、そして「エバーワールド」と呼ばれる新たな世界に転生することを知った。
最愛の妹に二度と会えない寂しさを感じながらも、最後に大事なものを守れたことへの安堵感を抱く行人。
しかし転生の儀式の最中、エバーワールドのすべてが記された神の書物《世界書》に妹・佐奈の名前があったことで事態は急変する。
「どうゆうことだ!」と女神に詰め寄るも、とぼけるネフィリアに怒り心頭の行人。その時だった、突如床が崩れ落ちその割れ目に世界書が落ちたのだ。
妹の手掛かり失うわけにはいかないと思った行人は、迷うことなく世界書めがけてその暗闇の中に飛び込んだ――。
おすすめポイント
本作は化け物に殺され異世界転生した主人公が、同じく異世界転生した最愛の妹を探すため、過酷な異世界を生き抜く冒険バトルファンタジーまんがです。
主人公は「エバーワールド」の地形や植生、生きとし生けるものすべての情報が記された《世界書》を持つウィザードのキリハラ・ユキト。
戦闘能力はゴブリンに殺されそうになるほど低いですが、世界書に書かれた圧倒的な情報力によって強敵ともうまく立ち回ることができます。
ストーリーはエバーワールドに降り立ってすぐゴブリンの群れに襲われ、間一髪のところを聖騎士シャルロッテに助けられ、その後妹を探すために協力を願い出るところからスタートします。
異世界まんがと言えば転生時に得たチート能力で無双する話が多いですが、本作は一味違います。
とある理由からHP1の状態で戦い続けなればならない主人公。一撃でも喰らえば死ぬという状況下で、知略を駆使した緊迫感のある戦闘を楽しむことができます。
魔法一つとっても詠唱または無詠唱でドカーン!!というありきたりなものではなく、発動条件や効果範囲、持続時間にいたるまでかなり細かく設定されていて読み応えがあります。
爽快感をもとめる人にとっては少し物足りなさを感じるかもしれませんが、主人公のように縛りプレイでゲームするのが好きな人にはハマる作品ではないでしょうか。
HP1の状態で格上相手にどう勝利するのか?無双主人公とはまた違ったおもしろさがありますね。ストーリーもよく気になる伏線もあって、続きが気になる作品です。
ホームレス転生~異世界で自由過ぎる自給自足生活~
ストーリー(あらすじ)
路上生活を送っていた56歳の田中真一は、大雨の降る夜に雷に打たれこの世を去った...はずだったのだが、気がつくと見知らぬ迷宮に全裸で座っていた。
迷宮に生息する魔物を食料としながら生活をしていたある日のこと、迷宮内でひとりの少女と出会う。
エルナと名乗るその少女と一緒に地上を目指すこととなった真一だったが、その道中ダンジョンらしからぬ広大な草原を見つけたことで真一にある一つの妙案が浮かぶ――。
異世界で自由気ままな超快適ライフ!?元ホームレス男が送る自給自足生活、今ここに開幕です。
おすすめポイント
本作は雷に打たれて異世界に転生した元ホームレスの男が、ダンジョンで見つけた隠れ家を拠点に仲間たちと冒険をしながら自給自足の快適ライフを送るファンタジーまんがです。
ダンジョン内に牧場を作ったり農業や飲食店を開くなど、タイトル通り自由過ぎる自給自足生活を送ります。
主人公は前世で起きた辛い過去が原因でホームレスをしていた56歳の田中真一。
転生後は25歳の若々しい肉体と、鑑定やツボ押しといった様々なスキルを所持したチート級の強さを持っています。
転生直後にいきなりスライムを食べたり、パーティ名をホームレスにするなどおもしろ設定もありますが、戦闘シーンは割と正統派です。
派手さはないですが、読み応えは十分ありますよ。(ツボ押しスキルの多様性にはビックリです)
あと主人公がどんどん人間離れしていくところも意外性があっておもしろいです。
正直評価の分かれる作品かもしれませんが、筆者としてはなかなか楽しめる作品の一つですね。
ライブダンジョン!
ストーリー(あらすじ)
サービス終了が決まったMMORPG「ライブダンジョン!」のプレイヤー京谷努は、かねてからの念願だった単独5人操作によるダンジョンクリアを成し遂げた。
疲労とともに達成感を噛み締めながらゲームの思い出に浸っていると、画面の中に見たこともないNPCが現れ「神からの誘い」と書かれた文面が映し出された。
すると突然パソコンの画面から目を閉じるほどの眩い光が放たれ、次に目を開けた時には見覚えのある「ライブダンジョン!」の世界にいた。
寝落ちして夢でも見ているのかと思っていた矢先「ゴオオ゙オ゙オ゙」と腹の底に響くような轟音が鳴り響き、次の瞬間「ズガーン」と何かが目の前に降り立った。
何事かと思い見ると、そこにはなんとゲーム世界で散々苦しめられたラスボスが立っていたのだ――。
おすすめポイント
本作は神からの誘いによってゲーム世界に入り込んだ元・廃プレイヤーの男が、ゲーム時代の知識を使って仲間たちとダンジョン攻略を目指す成り上がりファンタジーまんがです。
主人公はゲーム時代にメイン垢として使っていた白魔道士をジョブとする「キョウタニ ツトム」。チート能力などは一切なく、ゲーム時代に培った知識のみで成り上がっていきます。
ストーリーはダンジョン攻略をメインする一方で使い捨ての道具として扱われる白魔道士の存在意義を高め、自身の居場所を確立していく。そんなお話です。
皆から馬鹿にされ誰からも相手にされない状態から一目置かれる存在へと躍進する姿は、まさに成り上がり作品といった感じですね。
他にも他国から押し寄せるモンスターとの戦いや、神が作ったとされるダンジョンの解明など、ダンジョン攻略以外にも引き込まれる要素はたくさん用意されています。
そして特におもしろいのが戦闘シーンです。
襲ってくる敵をただ単に倒すのではなく、個々のジョブに合わせた立ち回りやチームプレーを駆使して強大な敵を打ち倒します。
派手さはあまりないですが、リアリティがあり本当にゲームをしているような感覚に陥りますね。
MMORPGゲームが好きな人には、よりはまる作品ではないでしょうか。
異世界迷宮でハーレムを
ストーリー(あらすじ)
世の中に何の期待もしていない高校生の加賀道夫は、とある怪しげなサイトを見つけた。
ゲームのような細かい設定を終えクリックすると、なんと異世界に飛ばされていた。
初期設定時に得た大量のボーナスポイントを武器に振ったおかげで盗賊を難なく倒した道夫だったが、その夜これがゲームではなく現実であること知り絶望した。
しかし元の世界にそれほど未練がなかった道夫は、気持ちを切り替えこの世界で生きていくことを決心した――。
おすすめポイント
本作は怪しげなサイトから異世界転生した高校生が、美少女たちとムフフな生活を過ごしながらゲームのような異世界で生き抜くちょっとエッチな冒険ファンタジーまんがです。
主人公は転生前に得た大量のボーナスポイントによってこの世界の理を超えた能力を持つ、元高校生のユキオ。
魔物との戦闘においてトライ&エラー繰り返す大人顔負けのクレバーさを兼ね備えいる一方で、後に仲間となるロクサーヌと毎晩××する年相応の性欲も持っています。
ストーリーは奴隷商で購入した狼人族のロクサーヌと毎晩楽しみながら、ダンジョン攻略を目指すといった感じです。
タイトル通り絡みシーンは用意されていますが全体的にバトル要素に重きを置いた作品なので、純粋なダンジョンファンタジーとして楽しむことができます。
パーティメンバーのジョブやスキル、魔物のタイプや行動パターンなど、あらゆる情報を元に戦闘スタイルを検証し成長していく姿は、さながらRPGのようで読み応えがあります。
魅力的なヒロインに、努力を怠らない主人公。単純なハーレム漫画、そして主人公最強まんがの枠には収まらない心躍る良作ですよ。
ダンジョンシーカー
ストーリー(あらすじ)
クラスでいじめに遭っていた武田順平はある日、主犯の木戸翔太や幼馴染の竜宮紀子らと共に「神」の気まぐれによって異世界へ召喚された。
ここでは自身のステータスが数値化されるとのことだが、高いステータスを保有する木戸翔太に対し順平のステータスは村人以下のゴミクズ。
しかも裏切り行為によって生還率0%の迷宮へと突き落とされる始末。
強力な魔物が徘徊する迷宮の奥深くに落とされた順平はなんとかあがこうとするも、目の前の強大な魔物に為す術なし。
そんな危機的状況の中、転生時に神からもらった鑑定眼で覗いた魔物の能力を見て、順平はある奇策を思いついた。
しかしそれは不確定要素が多い、言わば賭けみたいなもの。弱者として染み付いた精神に一度は尻込みするも、現状を打破すべく順平は捨て身の賭けに出た――。
おすすめポイント
本作は生還率0%の迷宮に落とされた主人公が、復讐心を糧にダンジョンクリアーを目指すバトルファンタジーまんがです。
主人公は同級生の木田翔太を中心としたグループに日々、暴力によるいじめを受けていた17歳の武田順平。
転生後も同じような扱いを受けていたが、迷宮に落とされたことをきっかけに力をつけていきます。
ストーリーは最弱の状態で高難易度のダンジョンに落とされるも、あることをきっかけに急成長し自分をはめた者への復讐とダンジョンクリアーを目指すといった感じです。
内容自体はよくある異世界転生モノなので読む人によって好みはわかれますが、転生系を読み始めて間もない人や王道が好きな人には楽しめる作品となっています。
完結しているうえ話数も短いので、サクッと読むにはおすすめですよ。
狼は眠らない
ストーリー(あらすじ)
片目の冒険者レカンは迷宮の底で見つけた黒い渦に飛び込み、こことは違う別世界へと転移した。
新たな世界で出くわした魔物を難なく撃破したレカンは、この世界でも ”戦える” 確信を得た。
とりあえず水と食料を確保しようとしたその時、何処からともなく女の悲鳴が聞こえた。
まだこの世界の住人と接触したくはないレカンだったが、情報を得ることを優先しその場所へと向かった――。
おすすめポイント
本作は見た事のない物や強者との出会いを求め迷宮に挑み続ける冒険者のレカンが、元いた世界とは違う別世界で新たな迷宮に挑む本格派バトルファンタジーまんがです。
寡黙で孤高の主人公や魔物とのバトルシーンなどどこかベルセルクを彷彿させる雰囲気を持つ本作ですが、ダークな部分が少ないのであの世界観が苦手という人でも抵抗なく読み進めることができます。
硬派な正統派ファンタジーが好きな人にはハマること間違いなしですが、漫画版は3巻で打ち切りとなってしまったので回収しきれいない伏線も多く消化不良感は否めません。
非常に残念ではありますが電子書籍版では完結まで書き上げていますので、続きが気になる人はそちらをチェックしてみてください。
個人的に好きな内容だったので、漫画版で完結まで読みたかったな~…。
異世界迷宮の最深部を目指そう
ストーリー(あらすじ)
見覚えのない回廊で目覚めた少年は、そこで出会った冒険者パーティーに魔物を擦り付けられ命の危険にさらされた。
いきなりのことにパニックを起こし死を感じた少年だったが、謎のスキル[???]の暴走により命からがら難を逃れた。
無事地上に出ることに成功したのも束の間、魔物との戦闘で受けた毒によって再び瀕死の状態へ…。
助けを求め人を探す少年の前に現れたのは、癒やしの魔法を使う不思議な少女・ラスティアラだった。
その後近くの街にたどり着いた少年。
そこで自身が現れた場所が100層からなる迷宮であること、そしてその最深部に到着すれば ”どんな望みでも叶う” ことを知り、元の世界に帰るため迷宮の攻略を決意するのだった。
おすすめポイント
本作は妹が待つ元の世界に帰るために難攻不落の迷宮攻略に挑むダンジョン系異世界転生まんがです。
主人公は妹の見舞いで病院に行く途中に異世界へと迷い込んだ「相川渦波(あいかわかなみ)」高校二年生。
魔力に特化した次元魔法の使い手で、空間把握と感知能力を駆使しながら戦闘を行います。
また、見たい対象を注視することで相手のステータスやスキルを知ることができる特殊スキルも持っています。
ステータス面にかんしては「素質」が異様に高くレベルと比較して高い能力値を持っていますが、焦燥や不安などの感情が極度に昂ぶると自動発動するスキル[???]によって「混乱」ステータスに+補正がつくという謎要素が組み込まれています。
読んでみた印象としては、色合いが白と黒をベースに描かれているので独特の雰囲気を持つ作品だな~と感じました。
好き嫌いがはっきりしそうな絵柄ですが作品自体が全体的にダークな構成なので、そのモノクロ調が作品とすごくマッチしていてまったく違和感なく、むしろおもしろさを引き上げている印象です。
内容自体も主人公の混乱補正を初め、序盤から多くの伏線が盛り込まれているなどわかりやすく爽快な異世界モノとは違うおもしろさのある作品です。
ストーリーもよくバトルシーンもハラハラ・ドキドキでおもしろいですよ。ぜひ読んでみてください。
まとめ
今回はダンジョンや迷宮攻略がテーマの ”ダンジョン系” 異世界転生まんがをまとめてみました。
中でも
- 異世界マンチキン
- ライブダンジョン!
が個人的には好きな作品ですね。
気になる作品があった人はぜひチェックしてみてください。