今回は知略を駆使して戦いに勝利する ”頭脳戦” がテーマの異世界転生まんがにスポットを当てて紹介したいと思います。
チート能力で無双する戦いも爽快感があって楽しいですが、困難な敵や迫りくる難題に対して勝利を摘み取る頭脳戦もまた違ったおもしろさがありますね。
作品紹介
- オーバーロード
- 異世界迷宮でハーレムを
- 異世界マンチキン―HP1のままで最強最速ダンジョン攻略―
- 落ちこぼれ国を出る ~実は世界で4人目の付与術師だった件について~
- ゲーム オブ ファミリア-家族戦記-
- この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる
- 自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
- 盾の勇者の成り上がり
- 転生ゴブリンだけど質問ある?
- 転生したらドラゴンの卵だった~イバラのドラゴンロード~
- ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで
- ひとりぼっちの異世界攻略
- ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~
- 元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~
- 元構造解析研究者の異世界冒険譚
- ライブダンジョン!
- リアリスト魔王による聖域なき異世界改革
- 異世界建国記
- 現実主義勇者の王国再建記
- 転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~
- 理想のヒモ生活
※随時更新していきます!
目次
- 1 オーバーロード
- 2 異世界迷宮でハーレムを
- 3 異世界マンチキン―HP1のままで最強最速ダンジョン攻略―
- 4 落ちこぼれ国を出る ~実は世界で4人目の付与術師だった件について~
- 5 ゲーム オブ ファミリア-家族戦記-
- 6 この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる
- 7 自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
- 8 盾の勇者の成り上がり
- 9 転生ゴブリンだけど質問ある?
- 10 転生したらドラゴンの卵だった~イバラのドラゴンロード~
- 11 ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで
- 12 ひとりぼっちの異世界攻略
- 13 ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~
- 14 元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~
- 15 元構造解析研究者の異世界冒険譚
- 16 ライブダンジョン!
- 17 リアリスト魔王による聖域なき異世界改革
- 18 異世界建国記
- 19 現実主義勇者の王国再建記
- 20 転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~
- 21 理想のヒモ生活
- 22 まとめ
オーバーロード
ストーリー(あらすじ)
かつて爆発的な人気を博したオンラインゲーム「ユグドラシル」において、最高十大ギルドの一つとして名を馳せていた「アインズ・ウール・ゴウン」。
そのギルド長として立派に務めを果たす「モモンガ」であったが、それも今は昔の話。現在はサービス終了を間近に控えた寂れたゲーム。
最後の時を玉座で迎えようとするモモンガであったが、ここである異変が起きた。
とっくに終了時間を過ぎているはずのユグドラシルの世界から、どういうわけかログアウトしないのだ。
コンソールも開かず運営への連絡もできず困惑していると、さらに不可思議な事が起きた。
なんと本来意思の疎通ができないはずのNPCキャラと会話をしているのだ。しかも生きている人間のような表情まで――。
おすすめポイント
本作はオンライゲームのサービス終了を堺にギルドごと異世界へ飛ばされたプレイヤーが、ある事をきっかけに世界征服を目指すことになるバトルファンタジーまんがです。
主人公は「アインズ・ウール・ゴウン」の元ギルド長「モモンガ」。
見た目が骸骨という異型な姿形をしていますが、最強のマジックキャスターであり神とも称されるほどの高位の魔法を操ります。
またその配下となる元NPCの守護者たちも、この世界ではほぼ敵なしの圧倒的な力を持っています。
どちらかと言えば漫画よりアニメのイメージが強い作品ですが、ストーリー、キャラ、バトルすべてにおいてかなり高い仕上がりとなっています。
異世界モノが好きな人には、まさに必須作品と言えますね。ぜひ読んでみてください。
異世界迷宮でハーレムを
ストーリー(あらすじ)
世の中に何の期待もしていない高校生の加賀道夫は、とある怪しげなサイトを見つけた。
ゲームのような細かい設定を終えクリックすると、なんと異世界に飛ばされていた。
初期設定時に得た大量のボーナスポイントを武器に振ったおかげで盗賊を難なく倒した道夫だったが、その夜これがゲームではなく現実であること知り絶望した。
しかし元の世界にそれほど未練がなかった道夫は、気持ちを切り替えこの世界で生きていくことを決心した――。
おすすめポイント
本作は怪しげなサイトから異世界転生した高校生が、美少女たちとムフフな生活を過ごしながらゲームのような異世界で生き抜くちょっとエッチな冒険ファンタジーまんがです。
主人公は転生前に得た大量のボーナスポイントによってこの世界の理を超えた能力を持つ、元高校生のユキオ。
魔物との戦闘においてトライ&エラー繰り返す大人顔負けのクレバーさを兼ね備えいる一方で、後に仲間となるロクサーヌと毎晩××する年相応の性欲も持っています。
ストーリーは奴隷商で購入した狼人族のロクサーヌと毎晩楽しみながら、ダンジョン攻略を目指すといった感じです。
タイトル通り絡みシーンは用意されていますが全体的にバトル要素に重きを置いた作品なので、純粋なダンジョンファンタジーとして楽しむことができます。
パーティメンバーのジョブやスキル、魔物のタイプや行動パターンなど、あらゆる情報を元に戦闘スタイルを検証し成長していく姿は、さながらRPGのようで読み応えがあります。
魅力的なヒロインに、努力を怠らない主人公。単純なハーレム漫画、そして主人公最強まんがの枠には収まらない心躍る良作ですよ。
異世界マンチキン―HP1のままで最強最速ダンジョン攻略―
ストーリー(あらすじ)
縛りプレイが好きな引きこもりゲーマーの高校生・桐原行人は、ある日突然巨大な化け物に襲われ最愛の妹・佐奈を庇って命を落とした。
薄れゆく意識の中で聞こえてくる誰かの声、バッと飛び起きた行人の前にいたのは真実と公正の神・ネフィリア。
そこで自分が死んだことや妹の佐奈が無事であること、そして「エバーワールド」と呼ばれる新たな世界に転生することを知った。
最愛の妹に二度と会えない寂しさを感じながらも、最後に大事なものを守れたことへの安堵感を抱く行人。
しかし転生の儀式の最中、エバーワールドのすべてが記された神の書物《世界書》に妹・佐奈の名前があったことで事態は急変する。
「どうゆうことだ!」と女神に詰め寄るも、とぼけるネフィリアに怒り心頭の行人。その時だった、突如床が崩れ落ちその割れ目に世界書が落ちたのだ。
妹の手掛かり失うわけにはいかないと思った行人は、迷うことなく世界書めがけてその暗闇の中に飛び込んだ――。
おすすめポイント
本作は化け物に殺され異世界転生した主人公が、同じく異世界転生した最愛の妹を探すため、過酷な異世界を生き抜く冒険バトルファンタジーまんがです。
主人公は「エバーワールド」の地形や植生、生きとし生けるものすべての情報が記された《世界書》を持つウィザードのキリハラ・ユキト。
戦闘能力はゴブリンに殺されそうになるほど低いですが、世界書に書かれた圧倒的な情報力によって強敵ともうまく立ち回ることができます。
ストーリーはエバーワールドに降り立ってすぐゴブリンの群れに襲われ、間一髪のところを聖騎士シャルロッテに助けられ、その後妹を探すために協力を願い出るところからスタートします。
異世界まんがと言えば転生時に得たチート能力で無双する話が多いですが、本作は一味違います。
とある理由からHP1の状態で戦い続けなればならない主人公。一撃でも喰らえば死ぬという状況下で、知略を駆使した緊迫感のある戦闘を楽しむことができます。
魔法一つとっても詠唱または無詠唱でドカーン!!というありきたりなものではなく、発動条件や効果範囲、持続時間にいたるまでかなり細かく設定されていて読み応えがあります。
爽快感をもとめる人にとっては少し物足りなさを感じるかもしれませんが、主人公のように縛りプレイでゲームするのが好きな人にはハマる作品ではないでしょうか。
HP1の状態で格上相手にどう勝利するのか?無双主人公とはまた違ったおもしろさがありますね。ストーリーもよく気になる伏線もあって、続きが気になる作品です。
落ちこぼれ国を出る ~実は世界で4人目の付与術師だった件について~
ストーリー(あらすじ)
トラックにはねられ30年の人生を終えた斎藤甚九郎は、ノンランド公爵家の跡取り息子「ジンク・ノンランド」として異世界に転生した。
ノンランド家は代々槍の名門と呼ばれた家柄だったが、槍の才能がないジンクはそのコンプレックスから荒れに荒れ、とうとう国外追放を言い渡されることとなった。
魔物だらけの外へ出ることは言わば死刑宣告も同然だったが、なんとジンクはありとあらゆるモノを強化できる世界で3人しかいない付与術師だったのだ。
死だけが待つ絶望の未来に一筋の光を見いだしたジンクは、数少ない理解者である弟「エスター」に別れを告げ、意気揚々と新たな人生をスタートする――。
おすすめポイント
本作はトラックにはねられ異世界転生した男が、世界で4人目の付与術師となり最強へと成り上がっていくバトルファンタジーまんがです。
主人公は自分や相手のステータスが見れる鑑定と、ありとあらゆるモノに強化を施せる付与魔法をもった、元公爵家の落ちこぼれ「ジンク・ノンランド」14歳。
国外追放後は冒険者となり、最強を目指します。
アイテムボックスのスキル持ちやダンジョン攻略など内容はよくある異世界モノといった感じですが、ストーリーがおもしろいのですぐに引き込まれてしまいます。
主人公の強さも振り切ったものではなく現実的な俺TUEEEなので、ハラハラドキドキのバトルが楽しめます。
あとハーレム展開も今のところ皆無なので、王道は好きだけどそういった展開が苦手な人にもおすすめな作品ですね。
ゲーム オブ ファミリア-家族戦記-
ストーリー(あらすじ)
父親の再婚によって血の繋がらない3姉妹と暮らす高校生の初島支衛は、ある朝突然家族ごと異世界に召喚されてしまった。
召喚された場所は、デッドメイルと呼ばれる凌辱と殺戮を好む死人の軍団が押し寄せる過酷な世界。
唯一の対抗策は精剣士、守護士、黒術士、白法士の四人一組で構成された「ファミリア」と呼ばれるチームで戦うこと。
しかし精剣士を除く3つの役割を担うためには、大きな代償を支払う必要があると言う。
その大きな代償とは――。
おすすめポイント
本作は異世界召喚された4人家族が、迫り来る死人の軍勢から世界を守るために戦うバトルファンタジーまんがです。
主人公は会社経営をこなす母親と空手全国大会5連覇の姉、そして小6でありながら海外の大学に飛び級予定の妹を家族にもつ15歳の高校生「初島支衛」。
優秀な三姉妹と違って自らを凡人と称するが、その実ある事に特化した才能の持ち主で、こちらの世界で得た力によって最強の強さを誇ります。
あまり書くとネタバレになるのでこれ以上は控えますが、自身の命を含めすべてを投げ打ってでも血の繋がりはなくとも大切に思う家族のために行動する。そんな男です。
正直、読み始めはそれほどハマる作品ではなかったですが、読み進めて行くうちにどんどん引き込まれてしまいました。
ただ世界観がダークよりでエログロ描写のある作品なので、そういった作品が嫌いな人にはあまりおすすめできないかもしれませんね。
この勇者が俺TUEEEくせに慎重すぎる
ストーリー(あらすじ)
数多ある地上世界を見守る神たちが住む異次元の世界、「統一神界」。
そこに住まう一人の女神リスタルテは、地上世界を数百回と救ったベテラン神でさえも尻込みする難度Sの異世界・ゲアブランデを救うべく一人の勇者を召喚した。
その名は「竜宮院聖哉」。
彼は他の者とは一線を画す超ハイスペックな才能の持ち主だったが、同時にありえないくらい慎重な性格の持ち主でもあった。
それは普通の大人が簡単に倒せるスライム相手に、全力の火力で挑むほどに…。
おすすめポイント
本作は新米女神リスタルテによって召喚された竜宮院聖哉が、救世難度Sクラスという恐ろしい世界・ゲアブランデを救うべく女神とともに奔走するコメディバトルまんがです。
主人公は容姿を含めすべてが超ハイスペックな男「竜宮院聖哉」。
一億人に一人の逸材と言われるほどの才能を持っているが、序盤のザコ敵スライム相手に必殺技を連発するなどありえないくらい慎重な性格の持ち主でもある。
そんな彼を召喚したのが治癒の女神リスタルテ。
生まれてまだ100年目で救世回数も5回だけと統一神界においては新米女神だが、なぜか救世難度Sクラスの異世界ゲアブランデの担当に選ばれてしまう。
容姿は美しく常識的な思考の持ち主だが、イケメンの聖哉を見て「こんな男性と燃えるような恋をしてみたい」とよだれを垂らしながら思い耽るなどちょっと残念な女神でもある。
ストーリーは救世難度Sクラスの異世界・ゲアブランデを救うべく聖哉とともに地上世界に降り立つのだが、ありえないくらい慎重な性格のせいでリスタルテが終始振り回されるといった感じです。
本作を一言で言うならば、とにかく笑える作品ですね。
横柄で傲慢、誰に対しても傍若無人に振る舞う聖哉と、それに翻弄されるリスタルテのコロコロと変わる顔芸などが見ていて面白おかしいです。
もちろん物語の設定もよく練られていて、かつ独創的で読み進めるほどにのめり込んでしまいます。
例えば本来この手の作品はレベル上げにモンスターを討伐するのがベターですが、慎重な性格の主人公はモンスター討伐はリスクが高いと拒否し、意外な方法でレベリングを行います。
またチート的な強さで無双するありきたりな展開ではなく、自分よりさらに強い敵が登場したりもします。
読み進めるうちに主人公や女神の過去も知れるなど、興味深い展開も多数用意されています。
かなりおすすめの作品なので、まだ読んだことがない!そんな人はぜひ読んでみてください。
ちなみにアニメ化もされていますので、リスタルテの面白かわいい顔芸が見たい方はそちらもおすすめですよ。
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う
ストーリー(あらすじ)
ありとあらゆる自動販売機をこよなく愛する男は、暴走するトラックに跳ねられ倒れそうになる自動販売機をかばいその下敷きとなってこの世を去った。
自販機マニアの自分らしい最期を迎えた男だったが、気がつくとなんと自身が自動販売機となって異世界に生まれ変わっていたのだ。
しかも自販機ゆえに自力で動くことが出来ず、話せる言葉は「いらっしゃいませ」や「ありがとうございました」など自販機に備わっている定型文のみ。
誰もいない湖のほとりにただずむ一台の自動販売機。そんな彼の前に一匹のモンスターが現れた。
初めて見る化け物に怖気づきながらも一人目のお客さんとして対応する男だったが、発した定型文に驚いたモンスターは持っていた棍棒で殴りかかってきた。
おすすめポイント
本作は倒れそうになった自動販売機をかばって死ぬほど自販機を愛する男が、自ら自動販売機となり異世界で生き抜く新感覚のファンタジーまんがです。
主人公の名前は「ハッコン」。生前の記憶を持ったまま自動販売機として生まれ変わった元会社員の男。
生前に自動販売機で購入したことのある商品ならポイントを使ってなんでも出せる能力を持っていますが、自販機ゆえに自力で動くことができません。
また相手の言葉を理解できるものの会話はできず、自販機に備わっている定型文のみで相手と意思疎通をはかります。
ストーリーは誰もいない湖畔で数日孤独に過ごしているところにお腹をすかせた怪力少女のラッミスが現れ、その後行動を共にするところからスタートします。
無機物転生物は本作以外にもいくつかありますが、自力では動けず会話もできない厳しい制約付きの主人公はなかなか斬新な設定ですね。
本来であればただの道具でしかない自販機が限られた言葉だけでコミニケーションをとり迷宮を攻略、次第に仲間たちから信頼を得ていくストーリーはこれまでにない展開ですぐに引き込まれてしまいます。
特に戦闘シーンは見ものですね。
武器や魔法を使ってのよくある展開ではなく、自販機ならではの攻略法は意外性があって読み応えがあります。
また怪力少女のラッミスと連携して戦うシーンも、よく練られていておもしろいですね。
絵もきれいで読みやすくアニメ化されるほどの注目作品です。ぜひ読んでみてくださいね。
盾の勇者の成り上がり
ストーリー(あらすじ)
ゲームやアニメが大好きなオタク大学生の岩谷尚文は、町の図書館で手に取った「四聖武器書」と書かれた古い本を開いたことで異世界へと召喚された。
四聖勇者の一人として召喚された尚文だったが、盾の勇者であることが原因で不遇な扱いを受けることとなる。
それはやがて国から追われるほどにまでに…。
一人の女にはめられ罪人となってしまった尚文は、人手を確保するため怪しい男につれられ奴隷商へと向かう。
そこでその後の運命を大きく変える獣人族の少女「ラフタリア」と出会うのだった――。
おすすめポイント
本作は図書館にあった一冊の古い本を開いことで異世界に召喚された男が、無実の罪をきせられ罪人となった身から成り上がるバトルファンタジーまんがです。
主人公は剣、槍、弓、盾の四聖武器のうち、盾の勇者として召喚された元オタク大学生の「岩谷尚文」20歳。
元来穏やかな性格だったが、異世界で騙され裏切られたことで人間不信になり冷酷な人間へ変貌しています。
ストーリーは異世界から召喚された4人の勇者たちが次元の亀裂から発生する凶悪な魔物たちと戦い、その脅威から世界を守るといった感じです。
アウトローとなった主人公と獣人族のラフタリア、そしてフィロリアルのフィーロとともにどん底から成り上がっていきます。
異世界まんがといえば華やかな気分になれる話も多いのですが、本作はダークな部分が多いので気分爽快とはならないかもしれません。
ただそれを補って余りあるおもしさが本作にはあるので、読んでいない人はぜひともおすすめしたい作品です。
TVアニメだけでなく舞台まで公演されるほど、注目度の高い作品ですよ。
転生ゴブリンだけど質問ある?
ストーリー(あらすじ)
面倒見がいいサラリーマンの八神彰は休日出勤の帰宅途中、車道に飛び出した子供を庇い命を落とした・・・はずだったのだが、目を覚ますとなんと異世界でゴブリンに転生していた。
この世界に住むゴブリンの寿命はわずか7日間と短命であったが、生まれてくる時に何か一つスキルを持ち、死ぬ時に看取ったゴブリンにそのスキルを託すという特性を持っていた。
八神彰が転生時に得たスキルは「人間80年」。
80年の寿命を得たゴブリン八神彰は、7日間の寿命を迎え次々に世代交代していくゴブリンたちを見送る日々を送っていた。
そんなある日、森の中で瀕死の魔王と出会った。
魔王は80年という寿命と膨大なスキルを受け継いだ八神彰に、自分の生きた証を残すため自身の持つスキル「弱肉強食」を受け取らないかと打診する。
それは一度倒した相手を絶対服従させ、何があっても裏切らないという魔王を魔王たらしめる圧倒的なもの。
八神彰は魔王の意思を受け、これを承諾した。
魔王の死によって世界が歓喜に包まれていた最中、一人のゴブリンが人間を殺してしまったことから八神彰の運命が大きく動き出す──。
人間を、そして国をも動かすゴブリン八神彰の異世界無双ファンタジー、今ここに開幕です。
おすすめポイント
本作は事故死した八神彰がゴブリンとして異世界に転生し、魔王から受け継いた「弱肉強食」と200を超えるスキルを使って人間との共存を目指すといった物語です。
ゴブリンと言えば人間を襲う残虐なイメージの強い魔物ですが、本作では見た目が可愛くペットとしても飼われるくらいのマスコット的な存在として扱われています。
内容としては強力なスキルや前世の知識を使って無双するなど異世界モノによくある設定ですが、ゴブリンが短命なことや人間世界で脅威認定されている点などオリジナル性は高いです。
寿命の短さをフォローしたシステムの構築や、短命なゴブリンが誕生した秘話などはよく練られていておもしろいなと思いましたね。
転生時の導入部やその他設定もろもろ転スラとよく似た部分もありますが、個人的にはすごく好きな作品のひとつです。
転生したらドラゴンの卵だった~イバラのドラゴンロード~
ストーリー(あらすじ)
ある朝家で寝ていたはずの男はなぜかドラゴンの卵として異世界に転生していた。
訳が分からずいると目の前に突然RPGゲームのようなステータス画面が現れ、頭の中で謎の声が聞こえてきた。
状況を確認するため謎の声にいろいろと問いかける男だったが、返ってくる声は「説明できません」のオンパレード。
唯一わかったことは自分がドラゴンエッグと呼ばれる早熟なドラゴンの子供であることと、殻が割れると死亡するうえ中身がおいしく冒険者に食料として狙われやすいということだけ…。
あまりにも酷い状況に悶絶していると、突然巨大な芋虫のモンスターが現れ有無を言わさず襲いかかってきた。
この状態で勝てるはずもない男は、唯一生えていた足を使って一目散に逃げようとするのだが――。
おすすめポイント
本作はなぜかドラゴンの卵に転生した男が襲ってくる数々のモンスターとのバトルを経て進化し、人間との交流を目指すモンスターバトルまんがです。
内容としてはモンスター同士のバトルを経て経験値を獲得しレベルアップ、そして上限レベルに達すると数種類のドラゴンの中から任意の進化先を決定し成長していくといった感じです。
進化後の名称とわずかな詳細、そして黒いシルエットで表された様々なタイプのドラゴンから選んで進化していく様は、この手のゲームが好きな人にはわくわくする展開ではないでしょうか。
また人外と言えど人語を話す転生まんがが多い中、本作は人間との意思疎通ができない斬新な設定なのも面白さのひとつです。
内面はすごく人間的で心優しいのに見た目の怖さから誤解されることが多い主人公。しかしその優しさに触れることで徐々に理解され打ち解けていくシーンは、読んでいてついうれしくなってしまいますね。
絵柄が特徴的なので好き嫌いが分かれるかもしれませんが、モンスター同士の白熱したバトルが好きな人にはおすすめな作品ですよ。
ハズレ枠の【状態異常スキル】で最強になった俺がすべてを蹂躙するまで
ストーリー(あらすじ)
女神ヴィシスによって異世界に召喚された高校生の三森灯河は、クラスメイトとともに勇者として魔を討つはずだった…。
しかし適性検査で周りがS級やA級の才能を見出される中、だた一人Eランクだった灯河は皆の足を引っ張らぬようにと女神から廃棄宣言を受けた。
この決断に納得のいかない灯河はクラスメイトに救済を求めるも、向けられたのは軽蔑の眼差し。
その反応に戸惑う灯河を後目に廃棄処分へと皆の意志が固まると、女神の手により生存率ゼロの遺跡へと飛ばされた。
奈落の底で一人絶望に沈む灯河だったが、利己主義な女神への復讐を胸に何としても生き残ることを決意する。
おすすめポイント
本作は女神から廃棄宣言を受けて生存率ゼロの遺跡へと飛ばされた少年が、女神に復讐するため強く生き抜くサバイバルダークファンタジーまんがです。
主人公はスクールカースト外のモブ男こと三森灯河。
固有スキルが役に立たない状態異常スキルのハズレ枠だったことから遺跡に飛ばされるも、実は条件さえ揃えば敵なしの最強スキルを持っていることが判明します。
ストーリーは遺跡へ飛ばされた直後に遭遇したモンスターとの戦闘を経て自身の固有スキルの可能性を見出し、遺跡の外へと目指すところからスタートします。
女神そしてクラスメイトから廃棄宣告を受けるという最悪な状態からスタートする本作ですが、飛ばされた遺跡で最強の力を手にした主人公の成り上がりが読んでいて最高に熱くなりますね。
Eランク勇者に隠された秘密、そして勇者の血を引く一族との戦い…。復讐作品でありながら様々な展開が用意されている非常に楽しめる作品ですよ。
こちらも異世界転生ではなく転移モノですが、おもしろいので紹介しておきます。
ひとりぼっちの異世界攻略
ストーリー(あらすじ)
高校生活をぼっちで過ごす遥(はるか)は、ある日突然クラスメイトとともに異世界へと召喚された。お約束のチート能力を神様から授かるはずが、なんとスキルは早い者勝ち。
一人遅れて転移した遥に残っていたのは、ニートや引きこもりといったおよそチート能力とは言えないダメスキルばかり。
この状況に負い目を感じた神様は、半ばやけくそ気味に残ったスキルすべてを自分にくれると言う。
しかしこんなダメスキル全部もらってしまったら地獄モード確定の人生…。
なんとか回避しようとする遥だったが、暴走した神にって強制的にスキルを押し付けられそのまま転移させられてしまった――。
おすすめポイント
本作は余り物のスキルをすべて押し付けられて異世界転移した主人公が、なぜか次々と強力な能力を開花させ、過酷なはずの異世界をひとり謳歌する冒険ファンタジーまんがです。
タイトルと導入部だけを見ると、ダメスキルしか持っていない状態でひとり過酷な異世界を生き抜くサバイバル的な感じがしますが、その設定はすぐに覆ります。
転移後すぐに取得した豪運の効果?によってダメスキルがチート能力へと開花し、ひとりぼっちで攻略していくはずが普通にクラスメイトたちと行動を共にしたりします。
正直、ダメスキル要素は?ひとりぼっち要素は?ってなる作品ですが、原作を知っている私にとっては非常に読みやすく楽しめる作品でした。
ただ先程言った通り初期設定が生きていないのと全体的にコメディ色が強いので、人によって好みが分かれる作品だと思います。
まずは試し読みで本作の世界観を確認するのが良いかもしれませんね。
ヘルモード ~やり込み好きのゲーマーは廃設定の異世界で無双する~
ストーリー(あらすじ)
35歳独身彼女なしサラリーマンの廃ゲーマー・山田健一。
ある日10年以上やり込めるゲームをパソコンで検索していると、「終わらないゲームをあなたに」と書かれた謎のネットゲームを見つけた。
難易度設定を最もハードな「ヘルモード」に、才能選択を一番レアで難易度の高い「召喚士」に設定すると、なんと異世界へと転生してしまったのだ。
農奴の子供「アレン」へと転生した健一は、同じ農奴の子供「クレナ」と騎士ごっこと称した特訓の日々を送っていた。
そんなある日、剣聖の称号を持つ「クレナ」に騎士団が会いにくるという話をきいた――。
おすすめポイント
本作はヌルゲーにあきた廃ゲーマーの男が最高難易度に設定したゲームの世界に転生し、最強を目指す成り上がりファンタジーまんがです。
主人公は自ら選んだヘルモード設定によって、5年かけて1レベルも上がらない誰よりも超ハードな人生を送る農奴出身の「アレン」5歳。
レベルの高さより才能のレア度(星の数)によって強さが大きく変わる世界で、強さが未知数の召喚士としての才能を持っています。
ストーリーは父親が魔物から瀕死の傷を負ったことがきっかけで子供ふりをやめ、家族を守るために召喚士としての力を発揮していきます。
やがてその成果が領主に認められ、領都での新生活が始まるといった感じです。
ノーマルモードで生きているこの世界の人たちの100倍努力してようやく並ぶという過酷な状態からのサクセスストーリーは、やはり男心をくすぐる展開ですね。
また戦闘スタイルも単に魔物を召喚して戦わせるのではなく、自身にセットしてステータスを上げたり強化したりと、召喚スキルが上がるごとにバリエーションが増えておもしろいです。
スキルや能力の分析と地道な努力を重ねて成長していく主人公は、まさにやりこみ好きのゲーマーといった感じですね。
バトルシーンだけじゃなくストーリーもおもしろいので、成り上がり好きには楽しく読める作品だと思いますよ。
元・世界1位のサブキャラ育成日記 ~廃プレイヤー、異世界を攻略中!~
ストーリー(あらすじ)
とあるオンラインゲームに人生のすべてを賭け世界ランキング1位に君臨していた佐藤七朗だったが、嫉妬心に駆られた上位プレイヤーの犯行によって全てのデータが消失した。
復旧が不可能なことを知り絶望に打ちひしがれた男がとった行動は ”死” 。しかし気がつくとなぜか ”サブキャラ” の姿でゲームの世界に入り込んでいた。
念願だったゲームの世界に転生した佐藤は涙を流しながら狂喜乱舞し、再び世界1位になることを心に決めた――。
おすすめポイント
本作は自ら命を断ったことによってゲームの世界に転生した男が、ゲームで培った知識をフル活用し再び世界1位を目指す冒険ファンタジーまんがです。
主人公は女性なら誰しもが恥じらうほどの容姿をもつ冒険者の「セカンド」。ゲーム時代にサブキャラとして作成した、経験値0、育成なしの倉庫番キャラクターです。
ストーリーは単純明快。ゲーム時代に培った知識をフル活用し、反則とも言える手法の数々で瞬く間に成長し成り上がって行く感じです。
ただバトル内容は圧倒的な強さでサクッと倒すのではなく、ゲームさながらにパターン化されたモンスターの動きに合わせて地道に倒していきます。
習得するスキルの条件も複雑に設定されていますので、かなり読み応えのある作品になっていますね。
作画もきれいで世界観もしっかりしているおすすめの作品ですよ。ぜひ読んでみてください。
元構造解析研究者の異世界冒険譚
ストーリー(あらすじ)
製薬会社の研究室で大地震にあった構造解析研究者の持水薫は、倒れてきた大型機器から後輩を庇い命を落とした。
しかし前世で善行を積んだ薫は天界?で出会った女神の救済によって、剣と魔法が存在する惑星ガーランドへ転生することになった。
特典として「構造解析」と「構造編集」のスキルを授かった薫は、公爵家の長女「シャーロット・エルバラン」として第二の人生をスタートさせる――。
おすすめポイント
本作は研究成果だけでご飯が何杯でも食べれると豪語するほど化学が好きな持水薫が、転生した新たな世界で波乱万丈な第二の人生を送る冒険ファンタジーまんがです。
主人公は公爵家の長女「シャーロット・エルバラン」。持水薫として生きた前世の記憶を持ち、普通の人には見えない精霊と意思の疎通ができます。
また転生時に女神から授かった相手のあらゆる情報を開示できる「構造解析」と、その情報(ステータス)を自由に書き換える「構造編集」という強力なスキルを持っています。
展開としてはステータスを自由に書き換える「構造編集」を使って人々を助けたり、前世の記憶を参考にしながら新たな料理や道具を開発するといったまさに異世界まんがの王道。
主人公最強系で周りが驚愕する様子を見るのが好きな人には、ハマる作品ではないでしょうか。
すでに完結していますし話数も全42話と短めなので、サクッと読むにはおすすめな作品ですよ。
ただ女神が「構造解析」の意味を誤認したことで、前世で培った研究者としての職業スキルがまったく活かされていない内容なのでそこが少し残念ではあります。
ライブダンジョン!
ストーリー(あらすじ)
サービス終了が決まったMMORPG「ライブダンジョン!」のプレイヤー京谷努は、かねてからの念願だった単独5人操作によるダンジョンクリアを成し遂げた。
疲労とともに達成感を噛み締めながらゲームの思い出に浸っていると、画面の中に見たこともないNPCが現れ「神からの誘い」と書かれた文面が映し出された。
すると突然パソコンの画面から目を閉じるほどの眩い光が放たれ、次に目を開けた時には見覚えのある「ライブダンジョン!」の世界にいた。
寝落ちして夢でも見ているのかと思っていた矢先「ゴオオ゙オ゙オ゙」と腹の底に響くような轟音が鳴り響き、次の瞬間「ズガーン」と何かが目の前に降り立った。
何事かと思い見ると、そこにはなんとゲーム世界で散々苦しめられたラスボスが立っていたのだ――。
おすすめポイント
本作は神からの誘いによってゲーム世界に入り込んだ元・廃プレイヤーの男が、ゲーム時代の知識を使って仲間たちとダンジョン攻略を目指す成り上がりファンタジーまんがです。
主人公はゲーム時代にメイン垢として使っていた白魔道士をジョブとする「キョウタニ ツトム」。チート能力などは一切なく、ゲーム時代に培った知識のみで成り上がっていきます。
ストーリーはダンジョン攻略をメインする一方で使い捨ての道具として扱われる白魔道士の存在意義を高め、自身の居場所を確立していく。そんなお話です。
皆から馬鹿にされ誰からも相手にされない状態から一目置かれる存在へと躍進する姿は、まさに成り上がり作品といった感じですね。
他にも他国から押し寄せるモンスターとの戦いや、神が作ったとされるダンジョンの解明など、ダンジョン攻略以外にも引き込まれる要素はたくさん用意されています。
そして特におもしろいのが戦闘シーンです。
襲ってくる敵をただ単に倒すのではなく、個々のジョブに合わせた立ち回りやチームプレーを駆使して強大な敵を打ち倒します。
派手さはあまりないですが、リアリティがあり本当にゲームをしているような感覚に陥りますね。
MMORPGゲームが好きな人には、よりはまる作品ではないでしょうか。
リアリスト魔王による聖域なき異世界改革
ストーリー(あらすじ)
研究者として日々の生活を送っていた主人公アシトは、超越者である女神よって選ばれ豊穣の魔王「アシュタルト」として異世界に転生した。
目覚めた先はなんと、72人の魔王が存在する混沌とした世界。
そこで女神に命じられたのは、魔王の中の魔王 ”大魔王” となりこの世界をより善き方向に導くこと。
魔王になったことで世界を変革する力を得たアルトは、魔力と素材を入れることで魔物を召喚できる不思議な坪を使って最初の配下「魔族・イヴ」を召喚する。
軍略と政治スキルに長けたイヴを配下に得たアシュタルトだったが、生まれたばかりゆえ魔王としての力は最弱。
はたして魔王となったアルトは参謀イヴとともに、この世界を改革できるのだろうか――。
歴代最強の魔王と呼ばれることになるリアリスト魔王「アルト」による世界改革、今ここに開幕です。
おすすめポイント
本作は72番目の魔王アシュタルトとして生まれ変わったアルトが、理想を追わず現実主義な考えのもとに国を大きくし成り上がっていくバトルファンタジー漫画です。
おすすめポイントとしてはありがちなチート級の強さをもって成り上がるのではなく、知略と戦術を駆使して格上の魔王を攻略していく戦国ゲームのような楽しさを味わえるところです。
配下となる魔物たちも土方歳三やジャンヌダルク、諸葛亮孔明など歴史上の人物ばかりなので、三国志や戦国時代が好きな人にもはまる内容です。
個人的には現実主義な考えでありながら、どこか人間味のある優しい主人公が好きですね。人間が納める国以上に民の生活が豊かになる国造りは読んでいて和みます。
作画もきれいで構成もしっかりしているので非常に読みやすい漫画ですよ。ぜひお試しください。
異世界建国記
ストーリー(あらすじ)
トラックに跳ねられ事故死した青年が目を覚ますと、そこは鬱蒼とした森の中。
自分の姿が見知らぬ少年に変わっていることに戸惑いながらも森の中を徘徊していると、突如後ろから人の声が。
「助かった!」と思い振り向いた先に居たのは、なんと人間ではなく巨大な鳥のモンスター「グリフォン」。
喰われまいと必死に弁明する少年であったが、そこで自分が「迷い人」と呼ばれる存在であること知らされる。
一方目の前の少年が元は成人であったことを知ったグリフォンは、見逃す代わりの条件として森に捨てられた子供たちの面倒を見ること、そして3年間で自給自足できる生活基盤を築くことを強要する。
ひょんなことから子供たちの面倒を見ることとなった少年だったが、前世で過ごした孤児院での生活を思い出し子どもたちを助けることを心に誓った。
はたして異世界に飛ばされた少年は、見知らぬ世界で無事グリフォンとの約束をはたせるのだろうか。
前世の知識と経験を活かした建国内政ファンタジー、今ここに開幕です!
おすすめポイント
本作は事故死して異世界に転生した青年が、グリフォンからの要請で森に捨てられた子供たちの面倒を見ながら国を大きく発展させていく建国ファンタジーまんがです。
世界観としてはローマ帝国をベースに、縄文や弥生時代の原始的な土器や物々交換が成り立つような文明レベルの低い感じの設定です。
もちろん異世界ならではの魔術や加護といったファンタジーな要素もあります。
本作のおもしろさはチート能力に頼るのではなく、輪栽式農業や穴窯を使った土器作りなど現代知識を活かしたリアル手法で生活基盤を築き、国を大きく発展させていくところです。
土器作りの工程ひとつとっても丁寧に描写されているのでちょっとした勉強にもなる作品ですね。
ストーリーは疫病によって放棄された町を拠点とし、現代知識とグリフォンの力を借りながら大きく成長させていく感じです。
主人公自身も国の成長に合わせて、孤児たちのリーダー → 村長 → 大豪族 → 国王 → 皇帝へと出世していきます。
派手さはないですが、非常に読み応えのある作品ですよ。ぜひ一度お試しください。
現実主義勇者の王国再建記
ストーリー(あらすじ)
たった一人の身内である祖父を亡くした大学生の「相馬一也」は、ある日突然、異世界に勇者として召喚された。
召喚された先は魔族や魔物の侵攻によって大混乱となった世界「超大陸ランディア」のとある王国。
その名は「エルフリーデン王国」。
国力の乏しいエルフリーデン王国は最大領土を誇る帝国からの「勇者の身柄引渡し」という支援要請に、交渉の切り札となるカードを手放してもいいものかと難色を示す。
その反応を見た「相馬一也」は、今後について国王と宰相の三人での話し合いを要請。
そこで打ち出した新しい政策が認められ、なんと王位を譲られたうえに国王の娘「リーシア」との婚約発表までされてしまうことに。
はたして半ば強引に王位を譲られてしまった相馬一也は、持ち前の合理的精神と現代知識を活かした新たな政策で、傾きかけた王国を立て直すことができるのだろうか。
革命的な政策で窮地の王国を再生する異世界建国ファンタジー、今ここに開幕です!
おすすめポイント
本作はモンスターがはびこる異世界に飛ばされた主人公が、財政難と食糧難で傾いた国の新たな王となり国を再建していく建国ファンタジーまんがです。
おすすめポイントは魔法が使えるファンタジーな世界で近代化政治を行い、人材不足や外交、内乱など様々な問題を解決しながら国が発展していく様を楽しめるところです。
作品構成としてはよくある異世界建国モノといった感じで内政チートな部分も多いですが、君主論や政治学など現代と結びつく要素も多く取り入れているので、他の建国モノと違ってリアリティさを感じられる作品になっています。
アニメ化されるほどの人気ぶりですから多くを語る必要はないですね。ぜひ一度読んでみてください。
転生貴族、鑑定スキルで成り上がる~弱小領地を受け継いだので、優秀な人材を増やしていたら、最強領地になってた~
ストーリー(あらすじ)
35年間平凡な人生を歩んできた男は、突如襲ってきた胸の痛みに意識を失いそのまま異世界へと転生した。
転生先は剣と魔法が存在する、まるでゲームのような世界。
小さな領土を統治するローベン家の長男「アルス・ローベント」として生まれ変わった男は、体力・知力ともに平凡であったが「鑑定スキル」という人の潜在能力が見れる特殊な能力を持っていた。
何不自由ない生活を送っていたアルスだったが、3歳を過ぎたころ自身が暮らす国が近い将来乱世に突入する可能性が高いこと知った。
この国を、そして領地に住む人々の生活を守るため、アルスは自身が持つ鑑定スキルを使って優秀な人材集めを開始する。
はたして主人公アルスは、来るべき戦に備えて有能な家臣を集めることができるのだろうか──。
弱小領地から最強領地への成り上がり邁進劇、今ここに開幕です。
おすすめポイント
本作は下級貴族の長男アルスとして転生した男が、鑑定スキルを使って集めた家臣たちと一緒に弱小領地を最強領地へと変貌させていく成り上がりファンタジーまんがです。
物語の舞台としては帝国の圧政によって各地で農民の反乱が起き、それを貴族が鎮めようとするも国は荒れ放題で年中戦が起こっているような乱世の時代。
主人公アルスはいずれ当主として自領の兵を率いて戦にでなければならいが、領地に住む人々の生活を守るために鑑定スキルを使って優秀な人材集めを開始するといった感じです。
主人公の特徴は誰からも愛され、民の生活を第一に考える心優しい12歳の少年。特に秀でた能力などはなく、ごくごく平凡な少年です。
唯一持っているのが、人の潜在能力を数値やランクで見ることができる鑑定スキルという特殊な能力。(これがかなりのチート能力)
この能力を使って優秀な人材を家臣にしていきます。
作品としてはドンパチするような派手さはないですが、相手との駆け引きや戦略を立てて交渉するシーンなどは非常に読み応えがあっておもしろいです。
他にも有能な人材を見つけ家臣を増やしてく展開は、ゲームをやっているようでわくわくしますね。
とくに重い話もなくほのぼのした内容が多いので、そういったまんがが好きな人にはおすすめな作品です。
理想のヒモ生活
ストーリー(あらすじ)
1ヶ月の残業時間が150時間を超えるブラック企業で働く山井善治郎は、ある日突然異世界に召喚されカープァ王国のアウラ女王から結婚を申し込まれる。
結婚の条件は何もなし、毎日ダラダラと遊びほうけるもよし!そんな理想のヒモ生活を手に入れたはずの善次郎だったが・・・。
ブラック企業の社畜生活から一転、悠々自適な生活を手にした男が愛する妻と家族のために奮闘する内政ファンタジー、今ここに開幕です。
おすすめポイント
本作は一国の女王と結婚し理想のヒモ生活を謳歌するはずだった山井善治郎が、様々な内政、外政問題に巻き込まれながらも妻アウラと家族のために奮闘する内政ファンタジーまんがです。
タイトルだけを見るとハーレム要素が強めな作品のようにも感じますが、内容はしっかりとした内政モノです。
神様からもらったとんでもスキルや加護といった類のチート能力などはなく、サラリーマン時代に培った営業力や考え方など主人公が持つ純粋な能力で様々な問題を解決していきます。
一応普通の人より魔力量が多く時空魔法を使える設定ですが、主に移動手段と交渉の材料としての役割として使わるのがほとんどです。
ストーリーもよく練られていておもしろく、理論展開をたっぷり楽しめる作品になっています。
個人的にも続きが気になる作品のひとつですね。
まとめ
今回は圧倒的な武力で敵を殲滅するチート系ではなく、知略を駆使して勝利を掴み取る ”頭脳戦” がテーマの作品にスポットを当てて紹介してきました。
個人的には
- 転生ゴブリンだけど質問ある?
- 異世界建国記
- 現実主義勇者の王国再建記
- 転生貴族、鑑定スキルで成り上がる
の4つが好きですね。
アニメ化されている作品も多い人気ジャンルとなっていますので、まだ読んでない!という作品があればぜひ試してみてくださいね。